展覧会
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執筆: 記事中参照
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公開日: 2011年 8月 15日 |
竹内義郎は1960年秋田県生まれ、84年に武蔵野美術大学油絵科を卒業。当画廊では4年ぶりの発表です。
少ない色数でシンプルなイメージが描かれている竹内の作品は、一見するとまるで何かの記号のようです。しかし記号のように一瞬で"何"であるかを理解することは出来ません。いくら見つめても、教会装飾のかたちのような、雲や花のかたちのような、と思いは巡るばかりで、描かれたイメージは何かに結びつこうとせず、おぼろげな夢を思い出そうとする時のように、鑑賞者が追えばその先へ逃げていってしまいます。その先がどうしても見たくて、われわれはただ彼のイメージを見つめるのです。
具象絵画の溢れている昨今、竹内の作品はあまりに寡黙ですが、イメージの豊かさと絵画の豊かさは決して比例するわけではありません。つねにその先へと開かれている彼の作品を見つめる時間のなかに、絵画の可能性を感じずにはいられないのです。
本展では新作絵画が大小20点ほど出品されます。
竹内 義郎 TAKEUCHI Yoshiro 1960 秋田県生まれ 1984 武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業
個展 1985 ギャラリー葉/東京 1987 ギャラリー葉 /東京 1989 かねこあーとG1/東京 1992 なびす画廊/東京 1993 なびす画廊 NICAF YOKOHAMA`93/横浜 新世代への視点・10画廊からの発言 なびす画廊/東京 1996 なびす画廊/東京 1999 なびす画廊/東京 2000 ギャラリー・アート・ポイント/東京 2002 なびす画廊/東京 2004 なびす画廊/東京 2007 なびす画廊/東京 2009 ギャラリー惺/東京 2010 hpgrpGALLERY東京/東京
グループ展その他 1985 4人展 埼玉県立美術館一般展示室/埼玉 1990 「大友洋司・竹内義郎」展 なびす画廊/東京 第9回平行芸術展・既視感の食卓 小原流会館/東京 1992 第11回平行芸術展・全面展開期の絵画- I 小原流会館/東京 MTMコレクション展TEMPVS VICTUM 小原流会館/東京 1993 なんなら反ロダン主義 ギャラリー16/京都 金曜日のまれびとたち・その3 なびす画廊/東京 1994 第8回インドトリエンナーレ ニューデリー/インド 1995 VOCA展 95 上野の森美術館/東京 第30回今日の作家展「洋上の宇宙」横浜市民ギャラリー/横浜 絵画考「器と物差し」 水戸芸術館現代美術センター/茨城 2000 「春のおくりもの」 なびす画廊/東京 2007 ヘイリ・アジア・プロジェクト2 日本現代芸術祭(ヘイリアートヴァレー,坡州市、韓国) 2008 「DE MYSTICA~召命~」 ギャラリーアート・ポイント/東京 2009 「DE MYSTICA第2回展-"アート"全盛期における"美術"-」 なびす画廊,東京 2010 「無題-絵画-」 hpgrpGALLERY東京/東京 「FLOWERS~To the way of the wildflower」 ギャラリー惺/東京 アジアトップギャラリーホテルアートフェア/香港 hpgrpGALLERY東京 アートフェア京都/ホテルモントレ京都 hpgrpGALLERY東京 2011 マンシーズアートナイト hpgrpGALLERY東京/東京
全文提供: なびす画廊
会期: 2011年10月17日(月)-2011年10月29日(土) 会場: なびす画廊
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最終更新 2011年 10月 17日 |