| EN |

ミノリ:ふんでいい色
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 12月 20日

画像提供:メグミオギタギャラリー

1981年生まれのミノリは、2006年に愛知県立芸術大学大学院美術研究科を修了し、制作を続けています。マケットを撮影したイメージを下地に光と影のバランスを描く事で、平面上に空間を生み出す作品など、フラットな画面の中に奥行きを感じさせる作品を制作しています。近年では、色彩をよりパターン化させ、筆のタッチや手書きの線によって絵画の特質を活かし、画面上で絶えず色が揺らいでいるような動きの中に緊張感のある作品を作り出しています。それは日常から注意深く色を汲み上げ描き重ねて行く行為が、生きる事そのものであるかのような純粋さと切実さを持ち合わせています。

たとえば、
横断歩道は白いところしかふんじゃいけない。
もし踏み外したら、
死ぬ。
そのくらい、
注意して粗末にできない色があって、
たぶん今も、
そこらじゅうにあるから、
私は忙しい。

今展ではマケットのイメージに彩色した作品と、パターンを手描きで仕上げた作品が組合わさって、小さな空間全体を創作するような展示をいたします。ゆらぎとぴんとはりつめた緊張感が交差する「ふんでいい色」の空間を、全身で体感して下さい。

※全文提供: メグミオギタギャラリー


会期: 2011年1月13日(木)-2011年1月29日(土)
会場: Showcase / メグミオギタギャラリー

最終更新 2011年 1月 13日
 

関連情報


| EN |