Self Portrait - 私という他人 |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2010年 9月 01日 |
Self Portrait/自画像を描く作家は多くいます。東京藝術大学絵画科では、卒業制作に自画像を描くという伝統が、黒田清輝の時代から守られています。自分自身を、「私」という存在を見つめて描くこと。そこから、世界を見つめることが始まる、といえるでしょう。 「私」を見つめることで見えてくる「他者」。「私」と世界とを重ね合わせ、時に理想を描き、喜びを描き、時に存在の不安や悲しみを、現実社会の風刺を描き、繰り返される人間の愚行や歴史を描き、死を想う。作家にとっての根源的なSelf Portraitをテーマに、高橋コレクションの作品を展示します。「私」という他人と向き合い、そこに世界の鏡を見出し描く作家たち。鏡の中には観る人の姿も写っているかもしれません。アートという「世界の鏡」を通して、世の中を、あなた自身を、見つめてみてください。 【出品作家】青山悟、梅津庸一、大野智史、岡田裕子、草間彌生、興梠優護、小橋陽介、坂本夏子、中山ダイスケ、奈良美智、野田幸江、松井えり菜、森村泰昌、横尾忠則(14人) トークイベント予定 ※全文提供: 高橋コレクション日比谷 会期: 2010年9月4日(土)-2010年11月28日(日) |
最終更新 2010年 9月 04日 |