米田知子 展 |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2009年 7月 28日 |
これまで米田は場所や物に潜む目には見えない「歴史」や「記憶」をテーマに制作してきました。それは精神分析学者のフロイトや、ガンジー、マーラーといった歴史上の著名人の実際に使用していた眼鏡を通して彼らの直筆、あるいは彼らとかかわりの深いあるテキストの断片を撮影した「BETWEEN VISIBLE AND INVISIBLE」、過去の戦争中の地雷の爆発によってできた池や第1次世界大戦の戦闘があった場所の現在を撮影した「SCENE」として発表されてきました。 今回の個展では2008年にバングラディッシュビエンナーレに参加した際にインスタレーションした写真群を展示する予定です。バングラディッシュに滞在し、リサーチをしながら撮影した、国家の独立に関わった人々や歴史や社会的問題をはらむ風景が被写体になっています。 1965年兵庫県生まれ。1991年ロイヤルカレッジオブアート(ロンドン)修士課程修了。1999年VOCA展‘99(上野の森美術館)、2003年記憶と不確実さの彼方(資生堂ギャラリー)、2004年ノンセクト・ラディカル 現代の写真III(横浜美術館)、2005年A Decade After 震災から10年(芦屋市立美術博物館)、雪解けのあとに(シュウゴアーツ)、横浜トリエンナーレ2005(横浜赤レンガ倉庫、横浜他)、2006年フォトエスパーニャ2006(マドリッド)、2007年第52回ヴェネチア・ビエンナーレ(ヴェネチア)、第10回イスタンブール・ビエンナーレ(イスタンブール)、美麗新世界(北京東京藝術工程、北京)、2008年終わりは始まり(原美術館)、第13回アジアン・アートビエンナーレ・バングラデシュ2008(バンググラデシュ)など。 シュウゴアーツでは3年ぶり3回目の個展になります。 全文提供: シュウゴアーツ |
最終更新 2009年 9月 05日 |