川崎市岡本太郎美術館 |
ギャラリー |
執筆: カロンズネット編集 |
公開日: 2010年 2月 06日 |
1999年10月、緑豊かな生田緑地内に開館。芸術家・岡本太郎(1911-1996)が川崎市に寄贈した作品を収蔵、常設展示で公開している。 「自然と融合した美術館」をコンセプトに、展示室を始めとするほとんどの施設が地下にある。地上には「母の塔」を中心とする公園スペース、カフェテリアや湧水を利用した池や滝など、生田緑地の自然を十分に取り入れ、市民の憩いの場となっている。また常設展示室は従来の美術館展示の概念を突き破り、岡本太郎の作品を肌で感じることのできる「体験型展示空間」をコンセプトとしている。絵画、彫刻、家具など、岡本太郎の多岐に渡る作品やその思想的背景をわかりやすく、感動的に伝えるための工夫が施されている。 また、企画展では岡本太郎の多様な活動に焦点をあてた展覧会や、現代美術の個展・グループ展を開催している。常設展示と合わせて見れば、岡本太郎芸術と火花を散らす展示を見ることができるだろう。さらに、旧来の慣習や規範にとらわれない岡本太郎の精神を継承し、自由な視点と発想で創作活動を行う若手作家の活動を顕彰する岡本太郎現代芸術大賞(TARO賞)を毎年開催している。 所在地: 神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5 |
最終更新 2015年 11月 11日 |