興梠優護:melting point |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2009年 2月 12日 |
興梠はセクシーな女性像を生クリームが溶けるような独特のタッチで表現する作家です。しかし、その溶けるようなタッチはモチーフ自体の甘さを表現しているわけではありません。見る者のちらちら揺れる炎のような欲望の眼差しを表しています。そのため、興梠の作品は上品な色合いや薄い絵の具の質感とは裏腹に、人間の生々しい存在感を感じさせます。 昨年8 月開催のグループ展「真夏の夜の夢」にて作品を発表してから、アートフェア等に積極的に参加しつつ、更なる発展を求めて制作を行って参りました。今展は全て新作にて構成する予定です。また、会期前の2 月21 日から26 日まで東京藝術大学にて開催される「第57 回東京藝術大学卒業・修了作品展」にも新作を出品いたします。今年修士課程を修了する興梠の、更に洗練された作品群を是非ご覧下さい。 3 月6 日初日のレセプションパーティーには作家も来廊致します。 ※全文提供: CASHI |
最終更新 2009年 3月 06日 |