川島小鳥:BABY BABY |
展覧会 |
執筆: カロンズネット編集 |
公開日: 2011年 3月 05日 |
川島小鳥は1980年生まれ、早稲田大学第一文学部仏文科卒業後、沼田元氣氏に師事し、2006年、一人の少女を4年間撮り続けた作品で第10回新風舎平間至賞大賞受賞し、2007年、同作品をまとめた写真集『BABY BABY』を発売。 2010年には佐渡島に住む一人の少女を撮影した『未来ちゃん』を発表。THERM E GALLERY(東京)にて行われた写真展『未来ちゃん』が話題を呼び、自主制作写真集『未来ちゃん』(限定500部)は口コミなどで話題が広がり即完売、その後雑誌など多方面で紹介され、昨年12月に発売されたBRUTUS No.699号では表紙を飾るなど、現在最も注目されている写真家の一人です。 その他にもCDジャケットや、書籍、また昨年11月に栃木県那須で開催されたイベント「SPECTACLE IN THE FARM」にはこのイベントのために結成されたアートユニット「ハジメテン」(飯川雄大・梅佳代・金氏徹平・川島小鳥・小橋陽介・西光祐輔・パトリック・ツァイ)のメンバーとして参加するなど、その活躍は多岐に渡ります。 本展では2007年に出版され、諸事情により絶版となっていたマボロシのデビュー写真集『BABY BABY』の復刊に合わせ、未収録作品などを含んだオリジナルプリント約50点を展示いたします。 被写体は、アイドルでも女優でもなく、一人の普通の女の子。しかし撮影者にとっては、とても特別な存在であることが、作品を通しひしひしと伝わってきます。少女の持っているピュアな気持ちと、壊れそうな脆さ、目を離すとふっと消えてしまいそな危なっかしさ。それらを絶妙な距離感で大切に切り取った写真たちは、痛々しいほどに切なくて、こんなにもきれいなのです。これらの作品は彼の写真家としての原点であり写真を撮ることの姿勢がよく表れた作品です。 会場には、書籍未収録作品を含むオリジナルプリントはもちろん、写真集『BABY BABY』の原点となったカラーコピーの手製本、そのほかいろいろなお楽しみもご用意しております。尚、3月20日(日)にはサイン会も開催いたします。 サイン会 写真集販売 ※全文提供: ギャラリーモモ 会期: 2011年3月5日(土)-2011年4月2日(土)11:00 - 19:00、月・火曜、祝日休み |
最終更新 2011年 3月 05日 |