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武田梨紗:Keep / Improve / Develop
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2013年 4月 10日

UNIDENTIFIABLE
@GALLERY GALLERY
サイズ可変 2012年
©kusaki takateru

ギャラリー・パルクでは、2013年4月02日[火]から14日[日]まで、おもにファイバーワークを手掛ける美術作家・武田梨沙による個展「Keep / Improve / Develop」展を開催いたします。

2010年に成安造形大学・テキスタイルアートクラスを卒業した武田梨沙(たけだ・りさ/福岡・1987~)は、2010年の初個展「far in the distance」(立体ギャラリー射手座 / 京都)以降、これまで毎年個展を開催するとともに、国内外のグループ展などに積極的に参加するなど、活発に制作・発表活動を続けています。

武田は「織り」という行為・状態に着目するとともに、「織り」を縦糸と横糸による構造や関係性から開放し、糸を素材とする立体物への置換を思考しています。その作品は、細やかで丹念な「織り」に起因(構造や糸が持つ特性)する様々なカタチを、展示空間全体を用いたインスタレーションとして大きく展開することで、作品と空間に働く見えない力の存在を可視化するかのような「動き」を持ち、鑑賞者にミクロとマクロの視点の移動を促します。また、様々な素材による構造は、視点や光の変化によって、多様なテクスチャを見せ、空間全体の印象をも大きく変化させるものです。

本展タイトル「Keep / Improve / Develop」は、日本における創造活動(茶道・武道・芸術など)の発展・進化にあって、師弟関係の在り方にまつわる思想「守破離(しゅはり)」から着想を得たものですが、武田は本来の意ではなく、織りに対する概念的なイメージを当て嵌めたものとして名付けています。  そこには「型を守り、型を破り、型から離れる」ことで、「織り」が織りを超えて自在な造形となるように思いが込められています。

2011年のパルクでの個展から2年ぶりとなる本展では、より空間に自立した造形として、会場を横切る大型の作品をはじめ、武田がこの数年に取り組んできた作品を一連でご覧いただけます。


全文提供:Gallery PARC
会期:2013年4月2日(火)~2013年4月14日(日)
時間:11:00~19:00 *最終日18:00まで
休日:月
会場:Gallery PARC
最終更新 2013年 4月 02日
 

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