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裏腹のいと:宮田彩加 展
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2016年 12月 06日

《VISION》2016年  h1300×w1800mm ミシン糸  撮影: 福森崇広

【出展作家】
宮田彩加 / Sayaka MIYATA

【会 期】
2016年12月10日[土] ─ 12月25日[日] 11:00~19:00
月曜日休廊・金曜日20:00まで

【展覧会概要】
Gallery PARC[グランマーブル ギャラリー・パルク]では、2016年12月10日(土)から25日(日)まで、「宮田彩加 : 裏腹のいと」展を開催いたします。
京都造形芸術大学(2012年に大学院修了)で染織を専攻した宮田彩加(みやた・さやか/京都生まれ・1985~)は、手やミシンによる刺繍をベースにしたオリジナルテクニックによる作品制作を手がけています。

宮田は『エラー:失敗の行為によって新たな価値観を生む』ことを大きなテーマに、『生物の形態や、物事の発生や進化の在り方を呼応させた作品づくりをしている。』といいます。作品におけるバグやエラーには、生物進化における特異点を、糸の連なりには多様性と連続性による生命の系譜を見ることができます。また、「プログラムとバグ」による「分かっていること:分からないこと」によってあらわれたイメージは、『見たことのある:未知なるもの』をにカタチを与えたものであると言えます。

本展では、宮田のMRI脳画像の「空白部分」をゼンタングル(幾何学や波形などの簡単なパターンを反復することで、図柄を埋めていくメソッドの一種)により装飾し、そこから刺繍へと展開させた新作や、骨と風景、絨毯と世界地図など、身近な存在のもの同士を組み合わせをモチーフとした作品、『WARP』や『Knots』シリーズの過去作品を一堂に展示いたします。


[ステートメント]

私が私であると認識するための身体や世界は、身近な存在であるにも関わらず、実際には目視することはできない。
それらを刺繍という物質的な行為で全容を視野に収めようと試みる。
しかし、そうして出来上がったものには本質的な姿はなく、またそれも表象をなぞっただけのものである。

宮田彩加

*展覧会の詳細についてはウェブサイトをご覧ください。

http://www.galleryparc.com/exhibition/exhibition_2016/2016_12_10_miyata.html

全文提供:Gallery PARC


会期:2016年12月10日(土) 〜 2016年12月25日(日)
時間:11:00 ~ 19:00 (金曜日は20:00まで)
休日:月曜日
会場:Gallery PARC

最終更新 2016年 12月 10日
 

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