川島清:路傍ノート② |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2011年 9月 30日 |
川島清は1986-1988年にAsian Cultural Council の助成を受けて渡米。P.S.1 プロジェクト(ニューヨーク)に参加。1993 年に川島清「内層の視点-Observation」いわき市立美術館、「90 年代の日本-13 人のアーティストたちの提言」(ローマ市立フォルクローレ美術館、デュッセルドルフ美術館)、2000 年「ART TODAY 2000-3 つの回顧から」(セゾン現代美術館)に出品。個展を発表の中心として精力的に制作活動を続けています。また近年は2006 年いわき市立美術館での「彫刻なるもの-川島清、土谷武、若林奮の作品から」、2007 年熊本市現代美術館での「ATTITUDE 2007 人間の家 真に歓喜に値するもの」に出品。日本を代表する彫刻家の一人として活躍しています。 川島の彫刻作品は見るものの意識、価値観を揺さぶります。それは時代の流行とは一線を画し、また既存の彫刻概念で は計ることができない問いかけが要因のひとつです。川島は彫刻を日常的な連関におき、非日常的な時間のエネルギーを引き出す方法を考えます。つまり、裂け目をつくり隠されたものを現します。それは結合しながら分離することの表出にも繋がるのです。 ここ数年展開している「水量」シリーズの仕事に連関する「路傍ノート①」が2011年4月に発表されました。今回はそれに連続する展開がなされます。鉛、銅、木を含めた鉄/テーブル状の彫刻と水彩ドローイング12~13 点が発表されます。常に圧倒的な存在感とかつ繊細で神秘的なイメージを与える川島作品。今回の「路傍ノート②」。その彫刻空間に接し体感して下さい。 全文提供:ギャルリー東京ユマニテ 会期: 2011年10月31日(月)~2011年11月28日(月) |
最終更新 2011年 10月 31日 |