柔らかい肌理の石 リトグラフを主とする表現によるグループ展 |
展覧会
|
執筆: 記事中参照
|
公開日: 2017年 10月 30日 |
出原司 ・ 生嶋順理 ・ 岩渕華林 ・ 清水美三子 ・ 鈴木智惠 三度目になるリトグラフの展覧会です。今回は通常金属や石といった硬質の板を使って制作するリトグラフが、柔らかい(時には辛辣な)情緒や機微を描き出してきたことを念頭に、先行する「伝える石」「石の花」同様、紙やキャンバスに向かう時手にするものと同じ道具で物語を紡ぐリトグラフというやり方を東京からお呼びした4名の作家とともにみたびご紹介したいと思います。 近年(と言っても昨年あたりからですが)若い作家達の間で石版石の再評価を進めようという草の根が立ち上がっていて そんな機運に呼応する展覧会でもあります。関西で長年お世話になってきた研磨業者の方が亡くなってしまって、そういう感傷に端を発する動機からだったのかも知れませんが、本展がこのつかみ所のない版種の復興の一助になればと考えています。と言うより、リトストーンの中に埋もれているアートの鉱脈はまだまだ掘り尽くされていないのです。(出原)
http://g-keifu.com/
全文提供:ギャラリー恵風
会期:2017年10月31日(火) 〜 2017年11月5日(日) 時間:12:00-19:00 (最終日-18:00) 休日:月曜日 会場:ギャラリー恵風
|
最終更新 2017年 10月 31日 |