展覧会
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執筆: 記事中参照
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公開日: 2015年 12月 14日 |
縄文土器が掘り出された穴は土器と同じ時間を生きた穴です。 その穴の表面を粘土で型取り乾かし掘り起こし一晩野焼きしたものに漆を塗り重ね陶漆土器に仕上げます。土器に漆を塗る陶漆器の元型は一万数千年前の縄文時代に始り世界でも最初期の土器と漆の混合技法です。 今回の作品は尾形乾山との関係が深かった二条家屋敷跡の柱穴に弥生時代の水田跡の底土を打込み掘り出し焼成し黒漆、朱漆、根来、堆朱を施した陶漆碗型土器です。(松井)
松井 利夫 MATSUI Toshio 1955年生まれ。京都市立芸術大学陶磁器専攻科修了後、イタリア政府給費留学生として国立ファエンツァ陶芸高等教育研究所に留学。エトルリアのブッケロの研究を行う。 帰国後、沖縄のパナリ焼、西アフリカの土器、縄文期の陶胎漆器の研究や再現を通して芸術の始源の研究を行う。 近年は2016年京都で開催される世界考古学会議WAC-8に向けてArt&Archaeology Forumを立ち上げ芸術と考古学の融合領域の開拓を行っている。 第40回ファエンツァ国際陶芸コンクール、グランプリ受賞。第14回カルージュ国際陶芸ビエンナーレ、ARIANA大賞受賞。第17回ミラノ・トリエンナーレ招待。第3回、5回京畿道世界陶磁ビエンナーレ招待。他
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全文提供:ギャラリー恵風
会期:2015年12月15日(火) 〜 2015年12月20日(日) 時間:12:00-19:00 最終日-18:00 休日:月曜日 会場:ギャラリー恵風
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最終更新 2015年 12月 15日 |