小木曽瑞枝:左見右見(とみこうみ) |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2011年 5月 28日 |
季節ごとに感度の高いアート作品を紹介していく横浜ベイクォーター「ギャラリーBOX」。 20回目にあたる今期は、風景の観察を通した独自の視点で物語を構築し、ファンタジーとリアリティーの狭間にある世界を表現する小木曽瑞枝を紹介します。 「左見右見(とみこうみ)」とは、右をみたり左を見たり、あちらこちらを見ること。平面と立体を組み合わせて構成した空間は、視点を変えてみることでさまざまな表情をみせます。木製のパネルをくり抜いてつくられたオブジェは、自分の半径1m程の視界にある小さな発見の集積たちだと彼女はいいます。『どこかの風景』だけれども、どこでもないどこかの場所。3.11の大震災は私たちの日常、価値観を大きく変えました。本展タイトルに今回彼女が選んだ「左見右見」ということばは、情報に翻弄される私たちの姿とも重なります。どこか欠けた風景は、これから再生されていく未来の風景を思わせます。 なお、会期中には小木曽瑞枝+池田光宏によるワークショップを開催予定です。詳細は横浜ベイクォーターウェブサイトにて後日発表致します。 小木曽 瑞枝(おぎそ みずえ) 全文提供: 横浜ベイクォーター ギャラリーBOX 会期: 2011年6月2日(木)-2011年8月28日(日) |
最終更新 2011年 6月 02日 |