09年から展開している木製パネルの支持体の側面を削り落とした正方形フォーマート〈Qf・SHOH《掌》90・Holz〉の展示である。本展では、画廊内に一回り小さい壁面を黒く塗られた展示空間が設営される。その黒壁＝闇を背景に膜状性としての「絵画」《Qf・ＳHOH》が浮上する「像」の現出を試みる。プランドローイング群も展示される。

母袋俊也
1954　長野県生まれ
1978　東京造形大学美術学科絵画専攻卒業
1983　旧西ドイツ国立フランクフルト美術大学／シュテーデルシューレ
絵画・美術理論科 R・ヨヒムス教授に学ぶ。修了（-'87）

主な個展
2000　ギャラリーTAGA・ギャラリー毛利、東京
2001　エキジビション・スペース、東京国際フォーラム、東京（'05）
ギャラリーなつか（'03 '05 '07 '09）ギャラリエアンドウ、東京
2004　アートフロントギャラリー、東京
2007　辰野美術館、長野
2008　INAXギャラリー、東京

全文提供：　ギャラリーなつか

会期：　2011年6月13日（月）－2011年6月25日（土）
会場：　ギャラリーなつか