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山根久美子 展
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2009年 8月 20日

≪Cube de 球≫枡・木・アクリル|画像提供:ギャラリー58 copyright(c) Kumiko YAMANE

山根は1945年福岡県生まれ、武蔵野美術大学生活デザイン科を卒業後、福岡を拠点に活動をおこなっています。これまでに、日韓現代絵画国際交流展(セジョンパフォーミングアートセンター/韓国、福岡アジア美術館/福岡)や、コンテンポラリー・アート展(上海劉海栗美術館/上海)など、日韓・日中交流展にも意欲的に参加しています。

山根はこの15年にわたって宇宙の動き-空気や光、星、雲の動きなどをテーマにした作品を発表しています。今回は、日本の伝統的な「枡」という計量器を用い、普遍的な形状である正方形・円形、そして色は白と青のみを用いた立方体によるインスタレーションと、平面作品16点による「宇宙へと繋がる永遠性」を想起させる展示をおこないます。

陰陽五行説において、白は西方・秋を表し、土中に光り煇く鉱物・金属が元となっており、金属のように冷徹・堅固・確実な性質を表し、青は東方・春を表し、木の花や葉が幹の上を覆っている立木が元となっており、樹木の成長・発育する様子を表します。

【作家コメント】
立方体を作品に取り入れて15年位になる。
美しい形、安定感のある6面を使用し、展開している。
今回は立方体に加え、日本の昔からの計量器、枡を使用し機能的な割合(1、3、5合、1升)と形でスタッキングできる面白さを取り入れ、白と青で宇宙へとつながる永遠性を表現した。

【プロフィール】
1945年 福岡県生まれ
1966年 武蔵野美術大学生活デザイン科卒業 個展
1971・72・73年 村岡屋ギャラリー(福岡)
1974・75年 ギャラリーおいし(福岡)
1999・01・03・05・07・08年 ギャラリーとわーる(福岡)
2003・05・07年 ギャラリー58(東京)

全文提供: ギャラリー58

 

最終更新 2009年 9月 14日
 

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