人見将:a common language |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2014年 3月 27日 |
本展は、4/19~5/11に開催される、第2回「KYOTOGRAPHIE国際写真フェスティバル」のサテライトイベント「KG+2014」の1つとして、同実行委員会のご助力の元、開催いたします。 人見は写真表現における暗室技法「フォトグラム」を用い、不遇の時代に心救われることとなった「折り鶴」を表現の素材として使用し、作品に昇華することで幻想的且つミニマルな印象を与える唯一 無二な画面を表出しております。 本展は、「a common language」と題され、2010年以降に制作されたフォトグラムの旧作に加え、新作を交えた作品群で構成されます。「a common language」を直訳すると「共通言語」となり、タイトルから人見が自身の表現を通して様々な人種、また、人類に限らず万物との会話を試みるかのような気概を感じさせます。 絵画とは異なり、写真表現においての歴史は浅く、様々な論議が巻き起こる表現法でありながら、こんなにも直接的に視覚と記憶に訴えかけ、また、一般的に親しまれている表現は他に類を見ません。人見が表現に用いるフォトグラムが写真表現としての純然たる本質を投げかけると共に、写真を含む美術作品の多くは、 鑑賞者に大きな感動と衝撃を与えてくれます。それらはまさに、国籍や言葉の壁を凌駕するほどの、「共通の言語」として機能しはじめるのであります。 全文提供:cafe dining near ∽ gallery near 会期:2014年4月18日(金)~2014年5月7日(水) |
最終更新 2014年 4月 18日 |