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平子雄一:庭先メモリーズ
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 1月 28日

《庭先メモリーズ シャツの男Ⅱ》2009年 アクリル、キャンバス|530 × 455mm 画像提供:ギャラリーモモ copy right(c) Yuichi HIRAKO

平子雄一は1982 年岡山県生まれ、2005 年イギリスのWimbledon College of Art を卒業、ロンドンで発表を続けていましたが、2006 年に帰国し、その後はGEISAI やトーキョーワンダーシードなどで展示、昨年のシェル美術賞展に入選しました。 作品の多くは樹木に覆われた森を伺わせ、頭部や手が植物という人間が配され、どこか西洋的な雰囲気を醸しながら、描かれた風景も人物も無国籍といった印象を持たされます。描かれた状況に物語性も感じられるものの、やはりどこか曖昧さが漂い、断定を許さない不思議な世界を垣間見せています。 吉田作品の人工的な造営物と対照的な作品ですが、油彩10 点前後と樹木を使ったインスタレーションを展示予定、吉田晋之介展とあわせてご高覧下さい。

作家コメント
気づくと庭先に放置した鉢植えに雑草が根付いている、植物が建物を足掛りに蔦を伸ばす、家屋を傾けるほど生長した庭木。私にとってそれは愉快な状況である。そこに、植物に対する擬人的な感覚や、生活圏をシェアすることで発生する曖昧な境界線を意識する 。

平子雄一
1982 年岡山県生まれ、2005 年イギリスのWimbledon College of Art を卒業、ロンドンで発表を続けていましたが、2006 年に帰国し、その後はGEISAI やトーキョーワンダーシードなどで展示、昨年のシェル美術賞展に入選しました。作品の多くは樹木に覆われた森を伺わせ、頭部や手が植物という人間が配され、どこか西洋的な雰囲気を醸しながら、描かれた風景も人物も無国籍といった印象を持たされます。描かれた状況に物語性も感じられるものの、やはりどこか曖昧さが漂い、断定を許さない不思議な世界を垣間見せています。
個展: 2010 GALLERY MoMo Ryogoku ( 東京)

※全文提供: ギャラリーモモ

最終更新 2010年 3月 06日
 

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