平子雄一:庭先メモリーズ |
展覧会 |
執筆: カロンズネット編集 |
公開日: 2010年 1月 28日 |
平子雄一は1982 年岡山県生まれ、2005 年イギリスのWimbledon College of Art を卒業、ロンドンで発表を続けていましたが、2006 年に帰国し、その後はGEISAI やトーキョーワンダーシードなどで展示、昨年のシェル美術賞展に入選しました。 作品の多くは樹木に覆われた森を伺わせ、頭部や手が植物という人間が配され、どこか西洋的な雰囲気を醸しながら、描かれた風景も人物も無国籍といった印象を持たされます。描かれた状況に物語性も感じられるものの、やはりどこか曖昧さが漂い、断定を許さない不思議な世界を垣間見せています。 吉田作品の人工的な造営物と対照的な作品ですが、油彩10 点前後と樹木を使ったインスタレーションを展示予定、吉田晋之介展とあわせてご高覧下さい。
平子雄一 ※全文提供: ギャラリーモモ |
最終更新 2010年 3月 06日 |