展覧会
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執筆: カロンズネット編集3
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公開日: 2013年 3月 14日 |
概要
内臓は太古からの生命の記憶・リズムが封入された器官と解剖学者の三木成夫(1925-87)は説き、我々の行動や感覚、こころの働きに及ぶ鋭い考察によって各方面に大きな影響を与えました。本展はこの視点に学びつつ、人間の諸感覚の中でもより原始的・根源的な「内臓感覚」を手がかりに、その内なる感覚に響き、語りかけ、新たな知覚の目覚めにつながる現代の表現を巡っていく試みです。 本展で取り上げる国内外13組の作家−ルイーズ・ブルジョワ、長新太、ナタリー・ユールベリ&ハンス・ベリ、加藤泉、草間彌生、アナ・メンディエータ、中川幸夫、サスキア・オルドウォーバース、オル太、ピピロッティ・リ スト、志賀理江子、ビル・ヴィオラ、渡辺菊眞−は、絵画や彫刻、写真、映像、絵本、建築、インスタレーション、パフォーマンスなどの作品において、原初的な身体性と絡む感覚や意識、情動、あるいは身体の内軸である内臓と密やかに共鳴する自然の生命記憶を意識的/無意識的に捉え、作品において浮かび上がらせてきました。 2011年の東日本大震災および原子力発電所事故以降、放射能への我々の漠然とした不安、不快感に代表されるように、自然環境や社会経済システムの綻びや不安が現実となる今、個々の体の内部は何を感じ、何を発しているのでしょうか。本展において、来場者と作品との出会いの瞬間に生じ、交錯するであろう、あらゆる感覚や反応を手がかりとして、今に生きる我々が、自分と自分以外の存在の「遠くて近い生の声」に耳を澄まし、感じ、考える場となることを願います。< br />内臓感覚 — 遠クテ近イ生ノ声 | | 金沢21世紀美術館 金沢21世紀美術館キュレーター 吉岡恵美子
出品作家 ルイーズ・ブルジョワ(アメリカ/フランス)/ 長新太(日本)/ ナタリー・ユールベリ&ハンス・ベリ(スウェーデン)/ 加藤泉(日本)/ 草間彌生(日本)/ アナ・メンディエータ(アメリカ/キューバ)/ 中川幸夫(日本)/ サスキア・オルドウォーバース(英国/オランダ)/ オル太(日本)/ ピピロッティ・リスト(スイス)/ 志賀理江子(日本)/ ビル・ヴィオラ(アメリカ)/ 渡辺菊眞(日本)
関連プログラム
アーティスト・トーク 日時/出演: ◆2013年4月27日(土)11:00〜16:30(各作家1時間ずつ、タイムスケジュールは後日掲載致します) サスキア・オルドウォーバース、渡辺菊眞、ナタリー・ユールベリ&ハンス・ベリ、加藤泉 ◆2013年4月28日(日) 14:00〜15:00 オル太 会場:レクチャーホール 料金:無料(ただし本展観覧券が必要) 定員:各回先着70名 オル太によるパフォーマンス 会期中、オル太が展示会場内にてパフォーマンスを行います。 (荒天時および予期しない理由で中止・休止することがありますので予めご了承ください) 日時:金曜、土曜、日曜、祝日の開場時間中 会場:展覧会会場内 光庭 講演会 「内臓感覚の歴史 ―肝苦り(ちむぐり)と汝狂さ(なぐるさ)のはざまで」(仮) 日時:2013年6月29日(土) 14:00〜15:30 講師:今福龍太(東京外国語大学大学院教授、本展カタログ寄稿者) 会場:レクチャーホール 料金:無料(ただし本展観覧券が必要) 定員:先着80名 ワークショップ 「声の海をつくる」 日時:2013年7月14日(日) 16:00〜19:00 講師:たむらひろし(BF.REC 代表取締役、ワークショップ・クリエイター、クラヤミノtones) 会場:展示室、他 対象:中学生以上 料金:無料(ただし当日の本展観覧券が必要) 定員:先着20名(6月1日より電話にて受付開始 TEL 076-220-2801)
絵本を読もう 日時:2013年5月25日(土) / 6月22日(土) / 7月21日(日) / 8月24日(土) 各日11:00〜、30分程度 集合場所:メインエントランス(本多通り口) 読み手:林和美 対象:子どもから大人まで 料金:無料 ベビーカーツアー 日時:2013年5月23日(木) 10:30〜、40分程度 集合場所:授乳室前 対象:乳幼児連れの方、妊娠中の方 定員:当日先着10名 料金:無料(ただし当日の本展観覧券が必要) こどもと感じるギャラリーツアー 日時:2013年6月23日(日)11:00〜、40分程度 集合場所:授乳室前 対象:未就学児(4〜6歳程度)とその保護者 定員:当日先着10名 料金:無料(ただし当日の本展観覧券が必要) 小学生「内臓感覚」ワークショップ 日時:2013年8月22日(木)[1]10:00〜12:00 [2]14:00〜16:00 集合場所:キッズスタジオ 対象:小学生 定員:各回先着15名( 要事前申込 TEL 076-220-2801) 料金:無料(ただし当日の本展観覧券が必要) キュレーターによるギャラリー・トーク 日時:2013年5月25日(土) / 6月22日(土) / 7月21日(日) / 8月24日(土) 各日14:00〜、45分程度 集合場所:メインエントランス(本多通り口) 料金:無料(ただし当日の本展観覧券が必要)
全文提供:金沢21世紀美術館
会期:2013年4月27日(土)~2013年9月1日(日) 時間:10:00 - 18:00(金・土 - 20:00) 休日:月 (ただし、4月29日、5月6日、7月15日、8月12日は開場)、5月7日(火)、7月16日(火) 会場:金沢21世紀美術館
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最終更新 2013年 4月 27日 |