日本の人工繊維技術を用いたクリエイティビティを見せる展覧会「TOKYO FIBER ‘09」で、東が使用した素材はテラマック(ユニチカ株式会社)。生分解性を持ち、土に還る繊維であるテラマックに、東は苔を活け込んだ。展示会場はミラノ、東京ともにいかにも潔癖な白を基調にした空間であったが、だからこそ苔の緑が映えていた。人工繊維上の苔は水分を与えられることで会期中も生長を遂げる。広大な湿地帯の一部を見つめれば、小宇宙とでも呼びたくなるような目を見張る世界がそこかしこで形成されていたのが思い出される。新しい技術と素材が可能にする、今後の展開を大いに期待させる作品である。
| アーティスト | 東信 | ||
|---|---|---|---|
| 制作年 | 2009年 | 所蔵 | なし |
| 種類 | その他 | 材質 | 苔、テラマック |
| サイズ | 16,165×9,726mm | ||
| 特記事項 | 展示履歴: 「TOKYO FIBER ’09 SENSEWARE」(トリエンナーレ美術館、2009年4月22日〜4月27日)、「TOKYO FIBER ’09 SENSEWARE」(21_21 DESIGN SIGHT、2009年9月18日〜9月27日) 撮影: 椎木俊介、写真:「TOKYO FIBER ’09 SENSEWARE」(21_21 DESIGN SIGHT)、画像提供:AMKK | ||