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ウィリアム・スタイガー:Window Seat
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2013年 10月 21日

Telephone Poles, 2013

この度、KOKI ARTSは、ウィリアム・スタイガーの日本初個展「Window Seat」を開催致します。 「Window Seat」では新作コラージュを20点ほど展示致します。

ニューヨークのMargaret Thatcher Projectsを含む、複数のアメリカのギャラリーに所属しているスタイガー氏は、国外でも発表しています。彼のやや図形的なアメリカの風景は、世界共通であるノスタルジアを引き出すと同時に、鑑賞者を違う場所と時間に瞬間移動させます。彼のミニマル的な要素がある作品は、鋭い線やエッジによってつくられており、厳選された色は彼の鑑賞者への意図を強調しているかのようです。ウィリアム・スタイガーは、来日し10月18日のレセプションに参加致します。

[作家コメント]
窓側席
東京 2013

私にとってコラージュとは、遊び心と冒険心を持ちながら小さいスケールでペインティングのテーマに沿いながら視野を広げることができるメディウムです。
使用する道具とマテリアルによって作品のサイズが決まります。使う古本、原稿、地図、古紙などは比較的小さいものです。制作に使う机は、一般的な机であり、他に必要な道具(アートナイフ、糊の入ったボトル、ガッシュの入ったチューブ)は全て靴用の箱に入ります。この軽便さが、作品に自由を、また違う場所で制作する機会を与えてくれます。例えばこの展示のためのコラージュは、マンハッタンとメイン州の海岸近くにある島で制作しました。

また、精密性は私のアートの中で常に重要な要素の一つです。まっすぐなエッジと視覚的な並びは、発想を自由にしてくれる装置であります。一つ一つの作品に一番合う色や形、そしてコラージュの場合はマテリアルを探すのに私はとても慎重です。理想としては、違う紙同士が絵画空間を強めると同時にそれをフラットにさせることであり、その結果、新たな物語を提供するかもしれません。

アートナイフの正確さにより、構図は繊細なジグソーパズルのように一つ一つ組み合わせることができ、最後の一枚が正確な場所に置かれることで完成図があらわになります。

ウィリアム・スタイガー

[作家プロフィール]
近年の主な展覧会

2013 Margaret Thatcher Projects, Lucky, New York, NY
2013 Koki Arts, Window Seat, Tokyo, Japan
2012 Gallery Ihn, In Plain View, Seoul, Korea
2011 Roy Boyd Gallery, Rolling Stock, Chicago, IL
2011 Pace Prints, Nickel Plate, New York, NY
2011 Margaret Thatcher Projects, Manufactory, New York, NY
2010 Marcia Wood Gallery, Whirl, Atlanta, GA
2010 Margaret Thatcher Projects, New Collages, New York, NY

オープニングレセプション:2013年10月18日(金) 18:00−20:00


全文提供:KOKI ARTS
会期:2013年10月18日(金)~2013年11月22日(金)
時間:12:00ー19:00
休日:日・月・火・祝
会場:KOKI ARTS
最終更新 2013年 10月 18日
 

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