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Tsuguharu FOUJITA
Events
Published: September 19 2013

 

レオナール・フジタとピカソ、シャガール、ルオー 花ひらく才能が集まる、狂騒の時代

1913年、藤田が単身フランスに渡った当時のパリは、世界各地から集まってきた若い芸術家たちの出会いの場であり、その交流からそれぞれ抒情的で個性豊かな芸術が繁栄しました。この一群の画家をエコール・ド・パリと呼びます。

芸術の都で新しい表現の地平を切り開いていた天才たちと親しく交友する中で、西洋と東洋の美意識の融合を模索し、独自の乳白の肌色や美しい線描の表現を見出します。  「私はフランスに、どこまでも日本人として完成すべく努力したい。私は世界に日本人として生きたいと願う。それはまた、世界人として日本に生きることにもなるだろうと思う。」との言葉通り、エコール・ド・パリの寵児として脚光を浴びました。

今展では、藤田が制作した数多くの版画作品の中から、代表的なモチーフである裸婦、子供、猫などが描かれた稀少なリトグラフや銅版画を中心に、君代夫人のために遺した君代コレクションや貴重な肉筆画、そしてピカソ、シャガール、ルオーといった、藤田と共に華やかりし時代を生きた芸術家たちの作品を展覧・販売予定。巨匠たちの聖地の軌跡を是非ご覧下さい。

「芸術の太陽はパリにしか輝いていない」とシャガールが憧れ、幾多の才能を世に送り出した往時の雰囲気を感じていただけることでしょう。


全文提供:Bunkamura Gallery
会期:Wed. October 2 - Mon.(holiday) October 14, 2013
時間:10:00~19:30
会場:Bunkamura Gallery
Last Updated on October 02 2013
 

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