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Tsuguharu FOUJITA
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Published: September 06 2013

 

パリを魅了した異邦人

藤田嗣治がこの世を去ってから、まもなく50年を迎えようとしています。画家として、日本を離れ、遠く異郷の地へと志を羽ばたかせ、戦後のフランスに生涯を捧げました。晩年にはフランス国籍を取得し、カトリックの洗礼を受けた藤田は、フランス北部のランスの地で、自身の建てた礼拝堂の下にレオナール・フジタとして安らかに眠っています。

そして藤田の最後を看取った君代夫人もこの世を去り、彼女の手元にあった作品や資料が公開され、秘密主義であった画家の全貌が明らかになってきました。日本をはじめ、パリやランスの美術館にも多くの作品がコレクションされ、その研究が進んでいます。生前、私にはふたつのふるさとがある。と語っていた藤田。画家亡き後、残された多くの作品たちも、その意志を継ぎ、日本とフランスでその魅力を伝えています。

今展では、藤田嗣治の制作した数多くの版画作品の中から、代表的なモチーフである裸婦、子供、猫などが描かれた稀少なリトグラフ、銅版画を一堂に展覧販売します。パリを魅了した藤田嗣治の世界をお楽しみ下さい。


全文提供:Bunkamura Box Gallery
会期:Wed. September 11 - Thu. September 19, 2013
時間:10:00~19:30 ※Last day: Open until 17:00
会場:Bunkamura Box Gallery
Last Updated on September 11 2013
 

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