［作家コメント］
「Line / Color」

本を机の上に置いて、ざっと並べる。
そこには有機的な線と無機的な線があるような気がする。
目の前にみえるものを地図のように見晴らすと、色が高さや低さを持ってこちらへせり出してくるように感じる。
その感触を抽出する為に絵画を用いていたが、
ある時、色を塗った紙を切り取って貼付けていると、色が掴み取れるかのような空間性を感じた。
描かれたものは、絵画独自の抵抗として現れるので、
もし私が「絵を描く」というなら、その抵抗をも問わなければならないだろう。
私の「絵画の制作」はそうして始まろうとする。

［作家プロフィール］
益永梢子　Shoko Masunaga

1980 大阪生まれ
2000 成安造形短期大学 造形芸術科洋画クラス卒業
個 展
2012 「Abstract Butter」Nidi gallery（東京）
2012 「symphony」Gallery Face to Face（東京）
2011 「無花果の花」gallery yolcha（大阪）
2010 「たちいふるまい」NO.12gallery（東京）
2009 「marunouchinokichi」丸の内カフェ（東京）
2008 「益永梢子展」No.12gallery（東京）
2005 「show-co展」海岸通ギャラリーCASO（大阪）
主なグループ展、その他
2012 「アーツチャレンジ2012」愛知芸術文化センター（愛知）
2012 「On the border」Gallery Face to Face（東京）
2011 「陶と紙」渡井眞希×益永梢子展 Gallery Face to Face（東京）
2011 「Circulation」ZEN FOTO GALLERY（東京）
2011 「SICF」スパイラルホール（東京）
2010 「廊下の例文」「そうじの時間」世田谷ものづくり学校（東京）
2005 「BECKO」SUMISOギャラリー（大阪）
逐次刊行物
「若手アーティストの制作現場」、美術手帖4月号、2013年、p.157-160

■ギャラリートーク　9月7日（土）19:00 -（予定）
益永梢子 向井哲 高木秀典 西山功一

オープニングパーティー　9月7日（土）19:30 -