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栗田咲子:雨の中の虹彩
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2013年 8月 07日

お摩り犬 / 100.1×65.4cm / キャンバスに油彩

このたび、fabre8710では、弊廊では初となる栗田咲子の個展「雨の中の虹彩」を、2013年9月20日(金)より開催いたします。

栗田咲子は、「絵画の庭 - ゼロ年代日本の地平から」(国立国際美術館 2010年)や、「VOCA2000」(上野の森美術館 2000年)などへの出品経験を持ち、その絵のユニークな存在から、根強いファンも多い作家です。

自身が撮影した写真やスナップを元に、動物や人物(本人を含め)と時間や場所などのシチュエーションをミックスさせた、油彩や水彩を描いています。

ファンタジーやメルヘン的要素とリアリティの間を行き交いながら生まれてくる絵は、観た者の「想像の柵をこえ」、同時に「記憶の扉をひらく」かのよう。作品と対峙するとそこに不思議な力を感じずにはおれません。

栗田咲子の絵から受ける印象は人によってさまざまではありますが、なにか共通するものがある気がします。それは、まるで、観るものの感情によって再生される、絵の具で描かれた動画(静止・コマ送り...)であるかのようです。

今春行われた個展「おもいだし - わらい」(大阪)から約半年。栗田にとってはいささかハイペースでの発表となりますが、渾身の力作、最新作をたずさえ、東京へとやって来ます。 意外にも、東京および関東での個展は、今展が初めてとなります。この機会に、ぜひ注目のペインター栗田咲子の最新作を、その目と心でふれてみてほしいと思います。

[作家プロフィール]
栗田咲子 Sakiko Kurita

1972 岡山県生まれ
1997 京都市立芸術大学大学院 修了
大阪府在住

1999 - 2013
FUKUGAN GALLERY、大阪
2009 - 2010
ギャラリーモーニング、京都
などで個展・グループ展

2010「絵画の庭ーゼロ年代日本の地平から」国立国際美術館、大阪
2008「Exhibition as media 2008 『LOCUS』」神戸アートビレッジセンター、兵庫
2000「VOCA2000」上野の森美術館、東京
などに出品

オープニングレセプション : 9月20日(金) 18 : 00~


全文提供:fabre8710
会期:2013年9月20日(金)~2013年10月26日(土)
時間:12:00~19:00 金・土曜のみオープン
休日:日・月~木・祝
会場:fabre8710
最終更新 2013年 9月 20日
 

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