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須﨑祐次:C O S P L A Y made in Japan
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2013年 7月 23日

 

この度、EMON PHOTO GALLERYでは須﨑祐次による個展「COSPLAY made in Japan」を開催致します。

「Cosplay・コスプレ」という和製英語は、今や世界で通用する単語として定着しています。
写真家、プロデューサーなど幅広いジャンルで活躍する須﨑祐次は、架空の人物に扮するこの行為とエロティシズムの関係に着目し、15年の長い年月をかけて構成を練り込んだ作品「Cosplay」を作り上げました。
小道具やスタイリング、ヘアメイクなどすべての演出がオリジナル。花魁、バスガイド、侍など、日本的な要素と繊細な手仕事を交わらせ、「盛りのコスプレ」から「引き算のコスプレ」に転換させることで進化するジャパンフェティシズムを開花させようとしています。ウィットに富んだ須﨑の現代版Cosplayは、8月24日から9月14日にかけてエモンからご案内致します。
特別企画として、8月8日発売の須﨑プロデュースによる今話題の”でんぱ組inc\"とのコラボレーション写真集から、選抜したイメージセッションも合わせて、ご紹介いたします。

2013.07 EMON PHOTO GALLERY

[作家コメント]
costume play,,,,,,,,,装いを楽しむ
人間はなぜ装うのか。
偽りたい自分、変えたい自分、表の自分、裏の自分。
装うことに慣れてきた私にとって、
いつしか本当の自分が解らなくなる。
いつわりを装い、嘘をつく。
人と同じものを着て、寄り添い、安心を買う。
しかし、その裏で、本当の自分を見つけようと、
もがき苦しむ自分がいる。
守りたい自分と、崩したい自分。
いつも自分には、表と裏、裸と衣装が、混在する。
自分は何を装うとしているのか。
costume play
自分は本当に装うことを楽しんでいるのだろうか。
いや、楽しんでいるのだと思う。
人間とは、もともと表裏を楽しむ生き物だから。

須﨑祐次

[作家プロフィール]
須﨑祐次 Yuji susaki Photographer

1963年 生まれ
1988年日本大学芸術学部写真学科を卒業後、New Yorkに渡る。
N.Yでは、写真を中心に、版画、油絵などの作品も手がけ、1990年に、SoHoで初の個展をおこなう。
1992年帰国し、写真作家として、活動を開始するとともに、広告、ファッション、音楽などの写真も始める。
主に人物、花を被写体とし、静かな光にそれに合広がる陰。相反する性質を微妙なバランスでつなぎ合わせていく。

個 展
1990 familiar Z-gallery ( New York )
1992 symmetry Mariposa-gallery ( Tokyo )
SPIRIT Gadian Garden gallery ( Tokyo )
1994 silence of organs Mariposa-gallery ( Tokyo )
BooBs East-gallery ( Tokyo )
1997 flowers Tokyo-gas gallery ( Tokyo )
2008 space saito-gallery ( hokkaido )
グループ展
1992 B&W Flowers
exhibision of sam hole Mariposa-gallery ( Tokyo )
1994 Gardian Garden 95’ 300 人の腕時計自慢 ( Tokyo )
1999 とっておきの扇子展 東京ガス企画 ( Tokyo )
2001 SONY サイバーショット gallery
2011 It takes more getty images gallery ( London )

オープニングレセプションパーティー
2013年8月24日(土) 18:00~20:00 入場無料

トークショー
2013年9月2日(月) 18:00~20:00
須﨑祐次 x Moga(でんぱ組) x 小松整司(エモンギャラリー代表)


全文提供:EMON PHOTO GALLERY
会期:2013年8月24日(土)~2013年9月14日(土)
時間:11:00 - 19:00
休日:日・祝
会場:EMON PHOTO GALLERY
最終更新 2013年 8月 24日
 

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