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Julia Chiang:Coming Together, Coming Apart
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2013年 7月 03日

 

このたび、NANZUKAは、ブルックリン在住の女性アーティスト、ジュリア・チャンの国内初となる新作個展を開催致します。チャンは、中国系アメリカ人として生まれ、ニューヨーク大学を2000年に卒業した後、これまでライアン•マクギネスとのコラボ展(Dream Garden, Deitch Projects, NY, 2002)やNYのHalf galleryでの個展(Security Is Mostly A Superstition, Half Gallery, NY, 2011)、 パリのコレットでの個展(Forever And Longer, Colette, Paris, 2012)など数多くの展覧会活動を行っています。2012年のModern Painters紙で、「100人の注目すべきアーティスト」に選ばれ、ブルックリンのアートシーンを代表する若手アーティストの一人として、今後の活躍が期待されています。

チャンは、様々な素材を用いて立体作品、インスタレーション、ペインティング、ミクストメディア作品を制作します。彼女は、シンプルな言葉や慣れ親しんだイメージを作品に用います。そのプロセスは、しばしば繰り返し行われ、不完全さや、手作業の努力を明らかにします。

今回の新作個展にて、チャンはペインティングや陶器をパネルに取り付けた半立体作品を発表します。 「しばしば彼女の色彩のパターンにインスピレーションを与えている毒蛇とは違って、ジュリアは魅力的な捕食者を目指しているのではなく、人間の試みとして(皆がそうするように)彼女自身と格闘している。一見シンプルに見える線や点は、彼女が作ったたくさんの階層に準じて作用する:エネルギーが異なる方向へ押したり引いたりするように、あるいは予期せぬ回転をしたり、尖ったり、集ったりするように。決して叶う事がないと分かっている同一性を執拗なまでに探求する罰にも等しい筆の反復のように。私たちが皆、至福、悲しみ、恐怖の瞬間に発する小さな困惑のほとばしりのように。この漏れだした決壊はコントロールする事ができず、すぐに吸収されるか消えてしまうだけ。(ルミ・タン – 展覧会図録『Coming Together, Coming Apart』より抜粋)

今回の展覧会に合わせまして、ルミ・タンのエッセイを収録した展覧会カタログ『Coming Together, Coming Apart』 (Picture Box /NANZUKA)が出版されます。本展に寄せて、アーティストが来日を果たします。7月13日(土)18:00〜アーティストを囲んでオープニングレセプションを行います。本展を皆様にご高覧頂ければ幸いです。

オープニングレセプション : 2013年7月13日(土) 18:00 - 20:00


全文提供:NANZUKA
会期:2013年7月13日(土)~2013年8月10日(土)
時間:11:00 - 19:00
休日:日・月・祝
会場:NANZUKA
最終更新 2013年 7月 13日
 

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