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COBRA:フューチャー・イズ・ワイルド
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2013年 7月 02日

COBRA|The Future is Wild|2013|Video installation|Size varies

COBRA は初期の作品から「フィクション」をテーマに、自らが映像作品に出演することで道化のような振 る舞いを演じてきました。
恋愛映画というジャンルを模し、女装をした COBRA と男装した COBRA が KISS をする映像作品「THE KISS」。新築のモデルルームでいるはずのない亡霊を演じ、いるはずのない飼い猫に恋をするという映像作品 「葡萄伯爵」。FM ラジオ番組を模した音声作品「melon&float」。昨年制作されたものは、「ハリウッド的なディ ザスタームービー ” アルマゲドン ”」をモチーフとして、一人でキャラクター4役、監督、編集、脚本、美術を務め、 展示会場ではその映画製作のドキュメントを展示しました。COBRA が行ったのは、CG を駆使して嘘みたい に滅びそうになる地球を描いた映画を、DIY 的に模造し、改めて茶番劇としてコミカルに提示するということ でした。これまで制作された映像作品、それに付随する小道具・衣装・脚本・画には、ポップでユーモアのあ る世界観が一貫して紡がれています。COBRA は作品全体を通して「遊びと嘘と軽さ」を作りあげます。彼自 身のパーソナリティーもまた作品に似ていて、すべては COBRA という「嘘つき」を彼自身が世界に存在さ せたいがために作品を通してアプローチしているようにも感じられます。
そして本展覧会のタイトルは「The Future is Wild」。お天気をモチーフとし、まるで舞台セットのような 今までになく軽薄なお天気にまつわる映像をインスタレーションします。この機会にどうぞご高覧下さい。

[作家コメント]
私の名前は COBRA です。私の近い未来の夢は雲のように空に浮かぶ糞の上で、裸の女と命を懸けてワルツを遊ぶことです。
面白ければ、SEXでもかまわない。そして、見た来訪者が口をそろえて、「踊る姿は美しいが嘘みたいにとても汚い光景だ。」と言ったなら、眩暈に似た状態に陥るならば、それは踊っている私を含め来訪者共々、眩暈を起こす。そこで初めて素晴らしい世界へ連れていかれるのかもしれない。㲉・・・イリンクス ( 眩暈 )㲊 少し話が飛ぶが、私が最も憎むべき存在はロマンチスト。彼らほどの糞野郎はいないのだ。もし彼らに出会ったら、とても薫り豊かなたくさんの葡萄をぶつけてやる。

COBRA

[作家プロフィール]
COBRA
1981 年、千葉県生まれ。多摩美術大学工芸科卒業。
主な個展
2011  “GOLDILOCKS AND THE THREE BEARS”
ARTCENTER Ongoing(東京)
2007  “Tail toTail” gallery mihokanno(横浜)
主なグループ展
2012  “ オテル・アパラチア ” TALION GALLERY( 東京 )
“Blue Valentain” XYZ collective ( 東京 )
2011  “Bjargey Ólafsdóttir×COBRA
日独交流 150 周年交流プロジェクト ”XYZ collective(東京)
“GOOD NIGHT MIHOKANNO”
3331 内アキバタマビ(東京)
2010  “melon & flowt” シャトー小金井 2F(東京)
“Residency Report” トーキョーワンダーサイト本郷(東京)
2009  “HELLOW MIHOKANNO”
トーキョーワンダーサイト渋谷(東京)
2008  “mihokanno” magical art room(東京)

作品上映
2010  “THE KISS” ヘルギャラリー(メルボルン)
“THE KISS” ガートルードアートセンター(メルボルン)
“THE KISS” メトロギャラリー(ブリスベン)


全文提供:TALION GALLERY
会期:2013年6月29日(土)~2013年7月27日(土)
時間:11:00 - 19:00
休日:日・月・祝
会場:TALION GALLERY
最終更新 2013年 6月 29日
 

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