8月1日より広島市現代美術館では、個展「小沢剛-透明ランナーは走り続ける」が、また9月5日より福岡アジア美術館で「西京人」という日中韓のアーティスト・ユニット（チェン・シャオション Chen Shaoxiong、ギム・ホンソックGimhongsok）として参加するなど、小沢剛はこの夏も元気です。 広島での個展では、JIZOINGやベジタブル・ウェポン、なすび画廊といったこれまでの代表的なシリーズ作品を展示いたしますが、私どもオオタファインアーツでは、幅広い小沢の表現領域から例外的な作品を展示してみようと考えました。どの小沢作品も常に他者との理解や誤解、歴史的・地域的な事象の換骨奪胎をとおして作品化を目指してきましたが、作品化の過程で時として例外的な飛躍や挑戦を見ることができます。そのどれもが未来に花開く種のように思えてなりません。今回はそんな例外的な作品より「ホワイトハウスと自衛隊」や「天空からの絨毯」、そして「トンチキ画廊」など幅広く展示いたします。

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