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リトグラフの魅力 -アトリエMMG寄贈作品展-
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2013年 5月 29日

 

このたび、2013年度版「リトグラフの魅力 ―アトリエMMG寄贈作品展―」を開催するはこびとなりました。昨年度に引き続き、版画工房「アトリエMMG」のリトグラフ作品から、今回は具象的表現の作品を中心に展示いたします。 「アトリエMMG」は、1974年益田祐作氏が東京の東麻布に創設したフランス式の本格的なリトグラフ専門の工房で、2007年3月に工房が解散するまでの33年間、数多くのアーティストたちと刷り師たちとが一緒になって作品を作り上げてきた活気に満ちた工房でした。
益田祐作氏と金沢美術工芸大学との縁は、6年前の2007年一台の大型木製リトプレス機が寄贈されたときに始まります。その後約1000点のリトグラフ版画作品の寄贈を受け、昨年に続き今回は2回目の展覧会開催となります。 抽象的表現のリトグラフ作品を中心とした昨年の展示とは対照的に、安野光雅をはじめ約30名の作家の具象作品を展示いたします。また、「アトリエMMG」が最初に仕事を依頼した小野竹喬はじめ、多くの日本画家たちの作品が展示されています。
今からちょうど50年前の1963年、初めてパリに渡った益田祐作氏は西洋文化との架け橋になるような版画工房を夢見ていたことでしょう。
そのような思いが感じ取れる展覧会になればと願っております。ご高覧いただければ幸いです。


全文提供:金沢美術工芸大学アートギャラリー
会期:2013年5月18日(土)~2013年6月30日(日)
時間:10:00 - 18:00
休日:5月29日(水)、6月5日(水)
会場:金沢美術工芸大学アートギャラリー
最終更新 2013年 5月 18日
 

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