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Sculpted Words - Sculpted Figures
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2013年 5月 21日

 

夢の世界を引を出してきたような不可思議なシーンを広げるグリーンワォルト。 移住先で模索し続けた自分自身のアイデンティティを表すオノ。 ヒューストンを拠点とする画家、マユコ・オノ・グレイとその師であるマーク・グリーンワォルトの日本初の展覧会です。 オノが作品に使う言葉は一本の線で網のように繋がり、一方グリーンワォルトの肖像はまるで昆虫コレクションの標本のように離れ離れに存在しています。 両アーティストが使用したグラファイト(黒鉛)。純正炭素の一種としてグラファイトは元素永続、よって永遠を意味します。 それに反し現れては消えてゆく多数の描写イメージは、この束の間の文化、そしてその中で生きる我々すべての短命さを暗示しているようです。 この度、両名の来日を予定しておりますので是非会いにいらして下さい。

[作家プロフィール]
マーク・グリーンワォルト / Mark Greenwalt

1961年、テキサス州ダラスに生まれる。 ダラス科学美術館にて生物学専攻研修。後にステファン・エフ・オースティン大学にて美術を専攻するが、生物学の複雑な構成や生物の進化への興味は絶えず彼の作品に影響を与え、テーマとなり続ける。 大学にて美術学士号、文学修士号修得後、ニューヨークのプラットインスティテュートにて美術修士号修得。7年のニューヨーク住在中、コロンビア大学医師学・外科医学大学教授サル・モンタナのアシスタントを務める。 また、プリントメーカーとしてフランク・ステラ、ロバート・マザーウェール等の版画を作成。その後M. Knoedler Galleryに勤務しつつ、彼自身の作品制作に時間を尽くした。1995年テキサスに戻り、ヒューストン大学、グラッセル美術学校、ライス大学にて臨時講師、また、2000年より現在までカレッジ・オブ・ザ・メインランドにて常務講師として勤める。2010年より毎夏メキシコ・オアハカにて美術を教えると共に、メキシコの神話や歴史の研究を進める。 Hooks-Epstein Galleries所属、数多くのコレクターを魅了している。


マユコ・オノ・グレイ / Mayuko Ono Gray  www.mayukoonogray.com

岐阜県出身。テキサス州ガルベストン住在、グラファイトをメインの画材とする。幼少より書道を習いその後デッサンを習得。高校卒業後アメリカへと渡り大学へ進学する。 2007年にヒューストン大学大学院にてMFA(Master of Fine Arts)を取得。現在はテキサスのカレッジ・オブ・ザ・メインランドにて臨時美術講師、画廊ディレクターとして勤める。 Hooks-Epstein Galleries(Houston)、Galeria 910(Mexico)に所属。


全文提供:Yellow Cube
会期:2013年6月15日(土)~2013年6月28日(金)
時間:12:00-21:00  土・日12:00-19:00
休日:月
会場:Yellow Cube
最終更新 2013年 6月 15日
 

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