［作家コメント］
東京での初めての作品発表の機会を嬉しく存じます。
木彫作品、アラビア書道と絵画、写真の3種類の作品を展示します。
象嵌とは、色付けした木材、貝殻、螺鈿、動物の角や象牙を基礎となる素材にはめ込み、素材の色の違いよって模様や図画、特に幾何学模様を描き出す装飾技術です。
木彫作品では、描き出す素材を木彫りの技術を利用して、実物的に表現しています。
作品には木片の一欠片ごと、絵や写真の一枚ごとに、芸術への情熱や創造にまつわる物語が隠されています。皆様にお楽しみいただければ幸いです。

モジデ･バガリ

［作家プロフィール］
モジデ･バガリ

1980年イランのエスファハン・アナーラク生まれ。生物学の学位をイランで取得。2010年東北大学にて生物薬学を学ぶため来日。
高校生の頃に初めて作品制作を始める。1990年～2004年までの間に絵画、写真、アラビア書道、グラフィックデザインなどの各方面で受賞。

展覧会
彫刻・象嵌展　/シラーズ・ファラス　2007
写真展　コウサーキャラリー /エスファハン　2008

写真展　サイード・アバッド　ギャラリー　/テヘラン　2008・2012
絵画展　ナグシー・ジャハン　スクエア　/エスファハン　2009
2010年「ユニーク マインド」と称し、アラブ首長国連邦ドバイにて、木材アラビア書道で自身初となる海外での個展を開催。
2011年、ナショナルジオグラフィック・フォトコンテストの最終選考に選ばれる。そまたJASSO誌その他に使用されるなど、様々なメディアにて評価されている。