渡 邊あ衣は、創作活動によって自分の存在を確認していると言う。なぜ確認しようとするのか—。他人と接することで内面的に成長するヒトという 動物にとって、外部からの刺激をかきわけて自分をみつめることは、案外難しい。自己を見つめることは、決して内向的な行為ではなく、他人とき ちんと向き合うための‘装備’かもしれない。 渡邊の作品には、素直に自己と向き合い、それを鑑賞者へ解放するという２段階のプロセスがある。単に自由奔放な作品ではく、大事なことを忘れ てしまった大多数の大人達へ、他人事とは思えない感覚を呼び起こさせる作品です。

［作家コメント］
『描く』という行為は 自分にとって、そこに自分が居たという痕跡を残す行為である。
そして その痕跡を見て、自分で自分の存在を確認する。
自分の内側の自分、外に広がって行く自分目には見えない 自分の居た時間や空気を確認したい。

［作家プロフィール］
渡邊あ衣

個展
2012　『Home』(ギャラリーアーティスロング/京都)　　
2011 『マテリアル』(ギャラリーアーティスロング/京都）
『pieces』(C.A.P. cafe & shop Y3/神戸）
2010　『え？ 』(ギャラリーアーティスロング/京都）
『ヒメごと』(GALLERYはねうさぎ/京都)
2009　『にんげんていいな』(GALLERYはねうさぎ/京都)　　
2007 『airyfairy』 (cafeきさら堂/京都)

グループ展等
2013『present for me』（C.A.P. cafe & shop Y3/神戸）
ギャラリー・メゾンダール企画 『Que sera sera Vol 5 in Paris』（Espace Japon/フランス）
2012『LJUSPROLJEKT:Ⅳ』グループ展 (KULTURHUSET/スウェーデン)
『第２回 cheer up！』 (ギャラリーアーティスロング/京都）
『C\'est moi ?』（ギャラリーメゾンダール/大阪）
『ART×T-shirts アーティストの作るTシャツたち』（C.A.P. cafe & shop Y3/神戸）
『Mon Manga Favori』（ギャラリーメゾンダール/大阪）
2011『cheer up！』 (ギャラリーアーティスロング/京都）
『50×50×50』(ギルドギャラリー_テンポラリー/大阪)
『1000000人のキャンドルナイト＠OSAKA CITY』ペーパーバッグ行燈展（大阪・茶屋町周辺）
2010『京都精華大学 2009年度 卒業・修了制作展 』(京都市美術館/京都)
『新鋭作家展2010』 (ギャラリーイントラート/名古屋）
『主張てん』 (ギャラリーアーティスロング/京都）