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増子博子:盆栽剣伝説
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2009年 6月 19日

≪飛ぶ盆栽≫2009年|ペン、インク、ワトソ紙、木製パネル|縦2,240mm×横1,455mm | copyright(c) Hiroko MASUKO

増子博子は1982年宮城県に生まれ、 2008年宮城教育大学大学院教育学研究科教科教育専攻美術教育専修修了。現在、栃木県に在住。大学院在学中の2007年に、ひとつぼ展やトーキョーワンダーウォールなどの公募展に積極的に応募、入選や入賞を果たす。また、今年の2月には、トーキョーワンダーサイト本郷で大規模な個展を行っており、今後、益々その活躍が期待される若手作家です。

増子はこれまで、盆栽をモチーフにした作家独自の世界観を、ペン画によって細密に描き出す表現を追求してきました。作品中に現れる盆栽は時を重ねるごとに成長し、ある時は盆栽の伝統的な様相を、またある時は動物的な “進化“の様相をすら呈してきました。そしてこのトーキョーワンダーサイト本郷、またそれに続く101TOKYO Contemporary Art Fair 2009においては、意欲作「盆栽剣」を発表、好評を博す中、新たな創作の道を切り開いてきました。

2008年Gallery Jinでの最初の個展から一年、未だ熱狂醒めやらぬ今展においては、「盆栽剣伝説」と題し、これまでにない新たな「冒険」へ向かうと言う。さて、何が飛び出すやら、作家の予告する新展開をどうぞお楽しみ下さい。ペンで細密に描いた作品約10点を展示予定。

作家コメント
「盆栽剣」とは何か?と尋ねられたら。
それは一本の強い「線」ですと答えます。
私にとっては、「剣」は強さの、「盾」は迷いの象徴。
現代人にまったく不要な二つのアイテムだが、いつもそれらは私たちのすぐそばに、確かに存在する、と感じています。
私たちは常に冒険している、それを表現したいと考えています。

1982年 宮城県に生まれる
2006年 東北工業大学工業意匠学科卒業
2008年 宮城教育大学大学院教育学研究科教科教育専攻美術教育専修修了

個展
2004年 個展/cafeサンルウ(仙台)
2005年 個展/東北工業大学一番町ロビー(仙台)
2006年 個展/cafeモーツアルト アトリエ(仙台)
――― 個展/東北工業大学一番町ロビー(仙台)
2007年 アーティストシェアvol.3 選抜賞受賞者個展
――― re:bridge edit(仙台)
――― 宮城教育大学推薦展/中本誠司現代美術館(仙台)
――― トーキョーワンダーウオール賞受賞者個展/東京都庁
2008年 「木+人」/Gallery Jin Projects(東京)
2009年 「行為の庭」/トーキョーワンダーサイト本郷(東京)

※全文提供: Gallery Jin Projects

最終更新 2009年 7月 04日
 

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