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ミリ・ハイス:Reflection / Extension
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2013年 1月 07日

 

この度、Satoshi Koyama Galleryでは、イスラエル出身の作家ミリ・ハイスの個展を開催いたします。  ハイスは、アート、デザイン、科学、情報技術といった諸分野を横断する領域に関心をもち、電子装置や人工素材を用いた光、音、そして映像などを有機的に組み合せ、鑑賞者の感覚に複合的に訴えかけるサイト・スペシフィックなインスタレーションを発表しています。ハイスの作品は現代社会における人間の現実に対する知覚と行為をテーマとしており、これまで“ハイパーリアリティ”や“シミュラークル”など、ポストモダン社会について指摘される哲学的な概念とともに世界各国で評価されてきました。イスラエルという世界最古の文明発祥の地であり、現在もさまざまな政治的課題を抱える場所で形成された彼女のアイデンティティや世界観、そして日本における“SF”、“マンガ”、“小児性”、“妖怪”、“神道”といったテーマに対する彼女の強い関心が、東京での本展示をとりわけ興味深いものにしています。本展示では、近年のシリーズである「Paradise」や「Collossus」の作品の一部、及び新作を含めたインスタレーションをご紹介いたします。また、会期中は、“アート発のカルチャー誌”として「Repli(ルプリ)」を発行するArt-Phil提供によるエッセイを掲載した展示カタログの発売、ならびにアーティスト・トークなどのイベントの開催を予定しております。

[作家プロフィール]
■ミリ・ハイス
イスラエル出身、LA在住。2001年HamidrashaSchool of Art, BeitBerlCollege卒業。情報技術や科学が高度に発達した現代社会において、人々が現実をどのように認識し行動するかをテーマとして、イスラエル、米国、欧州で制作を発表している。近年の主な個展に、\"Augmeted\" (テルアビブ, イスラエル2012)、\"In horror and longing\" (ハイファ美術館, イスラエル 2012)、\"Paradise\"(ジャンコ-ダダ美術館, イスラエル 2011)、\"Beyond the Real\" (Dwekギャラリー, イスラエル 2010)。主なグループ展に、\"Meeting Point\" (Alfred ギャラリー, イスラエル 2011)がある。イスラエル、米国、および欧州でのコレクション多数。

オープニングレセプション:2013年2月23日(土)17:00-19:00


全文提供:SATOSHI KOYAMA GALLERY
会期:2013年2月23日(土)~2013年4月6日(土)
時間:13:00 - 18:00
休日:月・火・日・祝
会場:SATOSHI KOYAMA GALLERY
最終更新 2013年 2月 23日
 

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