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APMoA Project, ARCH vol. 4 奥村雄樹「善兵衛の目玉(宇宙編)」
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2012年 12月 05日

奥村雄樹《善兵衛の目玉(宇宙編)》、2012 年、courtesy of the artist and MISAKO & ROSEN

目玉を取り外して、空からの景色や自分の体内、果ては宇宙までもみることができる男、善兵衛。南予(愛媛)に伝わる民話に基づく昔話「善兵衛ばなし」に、その主人公と同名の、江戸時代の貝塚(大阪)で活躍した在野の天文学者・岩橋善兵衛の物語の要素を加えた創作落語「善兵衛の目玉(宇宙編)」は、奥村雄樹の依頼により落語家・笑福亭里光が作り上げ、実際に大阪で上演されたものです。現実にはありえないこの遠隔視の物語は、落語家の身振りを通じてわたしたちに意外なほど生き生きと、ありえそうなものとして伝えられます。上演された噺を編集した映像作品と、江戸時代の望遠鏡などで構成されるインスタレーションを通じて、物理的な身体から遊離する不思議な知覚体験をお楽しみください。

[作家プロフィール]
奥村雄樹

1978 年青森県生まれ。2012 年東京藝術大学大学院博士後期課程修了。MISAKO & ROSEN(東京)、
ダイヴァースワークス(ヒューストン)、ラスター(ワルシャワ)、青森県立美術館、東京国立近
代美術館、東京都現代美術館など、国内外の展覧会・上映会・イベントに参加。現在、東京を拠
点に活動。

観覧料 :一般/500(400)円、高校生・大学生/300(240)円、中学生以下/無料

奥村雄樹

全文提供:愛知県美術館
会期:2012年12月21日(金)~2013年2月11日(月)
時間:10:00-18:00 金曜日は 20:00 まで(入館は閉館 30 分前まで)
休日:月(ただし 12 月 24 日[月・振]、1月 14 日[月・祝]、2 月 11 日[月・祝]は開館)、 12 月 25 日(火)、1 月 15 日(火)、年末年始(12 月 28 日-1 月 2 日)※1 月 3 日(木)は特別開館します
会場:愛知県美術館
最終更新 2012年 12月 21日
 

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