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Winter group show
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2012年 11月 27日

"cities on the move"
Kunihiko KATSUMATA
2012

PART I:2012年12月1日(土)- 12月22日(土)
澄毅、高嶋英男、スザンヌ・ムーニー、坂本奈緒、田代華子

PART II:2013年1月19日(土)- 2月9日(土)
勝又邦彦、マリオ・トラーホ、倉重光則、ジェームズ・ジャック、佐久間里美

オープニングレセプション:PART I:2012年12月1日(土)17:00-19:00、PART II:2013年1月19日(土)17:00-19:00

協力:KOKI ARTS, Taiko Associates

[作家プロフィール]
勝又公仁彦/Kunihiko KATSUMATA
早稲田大学法学部卒業、インターメディウム研究所修了。大学在学中より絵画、写真、映像などの作品制作を始める。多様な被写体のもとで「時間」「光」「場所」などをサブテーマに、常に写真の構造に触れるコンセプチャルな作品展開を続けている。主な展覧会に「Photography 写る、写す 7 人の現代作家」(大阪府立現代美術センター、2001年)「風景の余白に:写真」(東京日仏学院、2002年)「写真の現在2 ―サイト― 場所と光景」(東京国立近代美術館、2002年)「Natura Morta 」(Leica gallery Solms、2006年)など。主な受賞に「さがみはら写真新人奨励賞」(2001年)、「日本写真協会新人賞」(2005年)。東京国立近代美術館、サンフランシスコ近代美術館など国内外の主要なコレクションに作品が収蔵されている。作家・文筆家の港千尋氏との共同プロジェクト「連続展・風景考」をSatoshi Koyama Galleryにて開催中。

マリオ・トラーホ/Mario TREJO
2008年San Francisco Art Institute(San Francisco, CA)にてM.F.A. 取得。近年の主な展示に「I DEFY YOU ALL」(Elmhurst Art Museum, Curated by Aaron Ott, Elmhurst, IL, 2012)「Mystics: A Blessed Rage for Order」(Curated by Elizabeth Ferrer, Director of Contemporary Art, Bric Arts New York, NY, 2012)「Pulp II Works on Paper, Works with Paper」(Maus Contemporary, Birmingham, AL, 2012)等がある。

倉重光則/Mitsunori KURASHIGE
福岡県生まれ、神奈川県三浦在住。近年の主な展示に、「UNDERGROUND」(KOKI ARTS, Toyo, 2012)、「Mirror\'s Reflection」(Gallery Gen, Tokyo, 2012)、「Flickering Square」(Hebel_121, Basel, Switzerland, 2012)等がある。

高嶋英男/Hideo TAKASHIMA
2012年多摩美術大学大学院美術研究科修了。「周辺」を一つのテーマとして制作し、その作品は、通常だと注目を浴びない、ものの周辺にある「ダサい」存在が「カッコイイ」に変わる一瞬をとらえ、表現している。「花瓶について」シリーズでは、脇役であるはずの花瓶が人間の形になり、顔の部分を形成している花瓶の口には本来主役の花が無く、空っぽになっている。人間のアイデンティティーとして重要である顔が空洞のため、見る側に衝撃を与えると同時に、奇妙な世界観を漂わせる。主な展示に「群馬青年ビエンナーレ2010」(群馬県立近代美術館, 2010)、「第14回岡本太郎現代芸術賞展」(川崎市岡本太郎美術館, 2011)、個展「高嶋英男展」(東京KOKI ARTS, 2012)等。

澄毅/Takeshi SUMI
1981年京都出まれ。多摩美術大学情報デザイン学科情報芸術コース卒業、B-lab(久保田晃弘教授、三上晴子教授)に所属。主な展示に、個展「空に泳ぐ」(大阪 Port Gallery T 、2012)個展「Light is blank (光の空白)」(横浜 in blanClass, 2011)「TOKYO-GA meets NYPH2012」(ニューヨーク 111 Front Street, 2012)「NEW WAVE OF JAPANESE PHOTOGRAPHY」(スペイン, 2012)等。
詳細は作家ウェブサイトより

スザンヌ・ムーニー/Suzanne MOONEY
アイルランド出身、東京在住。2005年にNational College of Art and Design(アイルランド)にてMFA取得。現在多摩美術大学PhD過程において、「視覚芸術における風景表現が、どのように現代文化としての生活空間の有り様を反映しているか」をテーマにリサーチを行っている。特に、社会におけるグローバル化や都市化、科学技術の急速な進化といった課題を取り上げている。ムーニーの作品は、現代の都市構造物のイメージとロマン派絵画の像やモチーフを援用し、私達の住む世界についての確立された認識に対して、疑問を投げかけている。主な近年の活動として、SuperMassiveBlackHole Magazine写真制作プロジェクトや、アイルランドのTalbot Gallery (2012年3月)での個展。2005年から2008年にDance Theatre of Ireland、Watermark、Exodus and Parallel Horizonsのためにデジタル・シノグラフィーの制作を担当。National Studio Gallery Changdong韓国ソウル市での滞在制作期間中に、「Propose 7 vol.2 exhibition」(Kumho Museum of Art)に選出。2012年に東京での個展「Experiences of Place」(Satoshi Koyama Gallery)。

ジェームズ・ジャック/James JACK
アメリカ出身、東京芸術大学博士課程に在籍中。ハワイ大学の修士課程在籍中、2008-10年に現代美術研究及び制作の分野で皇太子明仁親王奨学金に選ばれた。これまでの個展は主に天然素材を用いたインスタレーションが多く、TAMA Gallery(ニューヨーク市)、Beppu-Wiarda Gallery(ポートランド、オレゴン州)、そしてホノルル美術館で開催された。主なグループ展に、Kentler Drawing Center (ニューヨーク市)、ZAIM(横浜市)、Portland Art Centerがある。2012年9月にSatoshi Koyama Gallery(東京)にて個展「Philosophies of Dirt」を開催。2013年はノルウェーと瀬戸内国際アートフェスティバルに参加予定。アートライターとして、Byron Kim、安斎重男、フランシス真悟、内藤礼のインタビュー記事や、もの派、須田悦弘、榎倉康二の展覧会カタログへの寄稿がある。主な受賞に、Annie Wong Arts Foundation(香港)、Fulbright Foundation(米国)、国際交流基金(日本)。

坂本奈緒/Nao SAKAMOTO
1979年北海道岩見沢市生まれ。デザイン会社勤務を経て、フリーランスのイラストレーターに。雑誌、web、CDやグッズなどジャンルを問わず色々な世界でイラストを展開。西武池袋アップルシティ1F、B1Fの壁絵を担当。著書に「3色ボールペンで!かんたん、ちょこっとイラスト帖」(日本文芸社)がある。この11月に2冊目の書籍「かわいい描き文字レッスン帖」(主婦と生活社)が刊行された。

田代華子/Hanako TASHIRO
1987年 千葉県生まれ。2012年 東京造形大学 造形学部美術学科絵画専攻卒業。現在東京造形大学大学院造形研究科美術研究領域在籍中。主な展示に、「Maze」(Satoshi Koyama Gallery, 2012)「めの休まるところ 芽と、目と、女。」 (SPACE/ANNEXgallery, 2010)等がある。

佐久間里美/Satomi SAKUMA
東京都出身。日本大学芸術学部美術学科中退。2005年フォト・プレミオ入賞。コレクション:サンフランシスコ近代美術館。自然と流線形をテーマにした2008年の個展「No Nature」(MUSEE F)では、シュルレアリスムの影響を受けていたが、近年では江戸時代の禅僧・仙崖が描いた「○△□」からインスパイアされた作品を制作し、個展「○△□」(Port Gallery T/2010)・(MUSEE F/2011)で展開。グループ展では、BankART Life 横浜トリエンナーレ2011特別連携プログラム「横浜プレビュウ」/新・港村 等多数参加。


全文提供:SATOSHI KOYAMA GALLERY
会期:2012年12月1日(土)~2013年2月9日(土)
時間:13:00 - 18:00
休日:月・火・日・祝
会場:SATOSHI KOYAMA GALLERY
最終更新 2012年 12月 01日
 

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