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木戸涼子 展
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2009年 6月 04日

copyright(c) Ryoko KIDO

1994年にN,Yから帰国後、プリンターの木戸均と版画工房を立ち上げ、工房に関わる多くの作家さんを眼にしてまいりました。瑞々しい感性やエネルギーのある若い作家さん、味わいと品を感じさせられる重厚な作品を制作される作家さん達から、多くの刺激も受けることができました。 そんな環境の中で、あくまで自分の表現と作品を意識し、テンペラと油彩を素材として、素材の持つ色彩やマチエールの微妙なニュアンスを大事にして描いてまいりました。

今回の展示は、たわいのない日常の風景の中から、自分の目線でその風景をとらえ直し、実際の風景とは違う、自分の見えたちょっと不思議な風景に愛情をこめて描き込んでみました。私の作品が、どこにでもあるようなさりげない日常の断片からの集積であり、それは、誰にでも共通する「慈しみ」ではないのかと漠然と考えています。

【作家略歴】
1981   武蔵野美術大学造形学部油絵科卒業 優秀賞  日本版画協会
1984   同大学大学院修了
1984   日本版画協会 グループ展 Gアートギャラリー
1985   グループ展 Gアートギャラリー
1986   ニューヨーク大学留学
1994   帰国
2001   版画工房KIDO Press立ち上げ
2002   上野の森美術館大賞展
2003   個展 小野画廊企画展
2004   小品展 小野画廊
2006   個展 なびす画廊
2008   個展 ギャラリー•フェイス トゥ フェイス(吉祥寺)

※全文提供: 木戸 涼子

最終更新 2009年 7月 13日
 

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