| EN |

草間彌生 展
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2012年 10月 30日

草間彌生 太陽への道 2012年 キャンバスにアクリル 162x162㎝

ロンドン、テートモダンにより企画され1年超にわたりヨーロッパを巡回した大規模な草間彌生回顧展が、この秋ニューヨークのホイットニー美術館で終了しました。  現代史における位置を決定づけるとともに大きな話題となったのは、展覧会場最後の部屋に展示された新シリーズ「わが永遠の魂」の革新的な不連続性です。 

本展では、現在進行形のシリーズより選りすぐりの新作を来年2月初旬までに渡る会期二部構成で展示致します。 終わりは新たな始まりです。

[作家プロフィール]
草間彌生

10歳の頃より水玉と網模様をモチーフに絵を描き始め、水彩、パステル、油彩などを使った幻想的な絵画を制作。
1957年渡米、巨大な平面作品、ソフトスカルプチャー、鏡や電飾を使った環境彫刻を発表する。1960年代後半にはボディ・ペインティング、ファッション・ショー、反戦運動など多数のハプニングを行う。また映画製作や新聞の発行などメディアを使った表現にも着手。1968年自作自演の映画「草間の自己消滅」は第4回ベルギー国際短編映画祭に入賞、アン・アーバー映画祭で銀賞、第2回メリーランド映画祭にて受賞。ヨーロッパ各国でも展覧会、ハプニングを行う。
1973年帰国、美術作品の制作発表を続けながら、小説、詩集も多数発表。1983年小説「クリストファー男娼窟」で第10回野性時代新人賞を受賞。
1986年フランスのカレー市美術館、ドール美術館にて個展。1989年ニューヨーク国際芸術センター、イギリスオックスフォード美術館にて個展。1993年第45回ベニス・ビエンナーレに参加。
1994年より野外彫刻を手がける。福岡健康センター、福岡美術館、ベネッセ・アイランド直島文化村、霧島アートの森、松本市美術館、松代駅前(新潟)、TGV リール駅前(フランス)、ビバリー・ガーデンズ・パーク(ビバリーヒルズ)、平和公園(安養市、韓国)に野外彫刻を、リスボンの地下鉄通路に壁画を制作。
1996年からは主にニューヨークのギャラリーを中心に活動を始め、国際美術評論家連盟よりベストギャラリー賞1995/96、ベストギャラリー賞1996/97を受ける。
1998年から1999年にかけてロスアンゼルス・カウンティ・ミュージアムを皮切りに大回顧展がニューヨーク近代美術館、ウォーカーアートセンター、東京都現代美術館を巡回。
2000年、第50回芸術選奨文部大臣賞、外務大臣表彰を受賞。同年、フランス、コンソルシウムで始まった個展は、パリ日本文化会館、オーデンセ美術館(デンマーク)、レザバトア美術館(トゥールーズ)、クンストハーレーウイーン、アートソンジュ・センター(ソウル)、アートソンジュ・ミュージアム(慶州)を巡回。


全文提供:オオタファインアーツ
会期:2012年10月26日(金)~2012年12月8日(土)
時間:11:00 - 19:00
休日:日・月・祝
会場:オオタファインアーツ
最終更新 2012年 10月 26日
 

関連情報


| EN |