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ショナ・トレスコット:Drawn into the Light
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2012年 9月 07日

79 degrees North 1
2012
Oil on canvas
30x40cm
Courtesy Galerie EIGEN + ART Leipzig/Berlin and ANDO GALLERY

Upon Clouded Hills 5
2012
Oil on canvas
30x40cm
Courtesy Galerie EIGEN + ART Leipzig/Berlin and ANDO GALLERY

ショナ・トレスコットは1982年オーストラリア生まれ。シドニーの国立芸術学校絵画専攻卒業。現在はベルリンにて制作活動を行っています。2010年に日本で初めて開催された個展 "Mankind, Nature, Myth" では、人間と自然とのあいだにある原初的な関係を描いた絵画を発表し注目を集めました。
ショナ・トレスコットは今年5月、北極圏のスヴァールバル諸島、北緯79度に位置するニーオーレスンにアーティスト・イン・レジデンスとして一ヶ月滞在しました。天然資源が豊富で、かつては炭鉱の町として栄えたニーオーレスンは現在、極地科学や極地生態研究の国際拠点となっており、ノルウェー、ドイツ、フランス、日本など10ヶ国が観測基地を設置し、オゾン層破壊や大気の研究など環境分野に関する研究を進めています。
トレスコットは現地のコミュニティや科学者たちと共に生活するなかで、北極圏で加速度的に進行している温暖化について考察を深める一方、ニーオーレスンの圧倒的な自然、歴史、炭鉱時代に魅せられていきました。ショナ・トレスコットの目を通して描かれた風景、封印されてきた伝説や物語は、抽象と具象が共存し、ぶつかり合いながらも時として融合しています。彼女が求めているのは、目に映る自然の姿や、物語と概念の狭間にある視覚の広がりを魅力的に見せる手段としての絵画なのです。
アンドーギャラリーで2回目の個展となる本展では、北極での体験をもとに描かれた絵画、写真、シルクスクリーンを展示いたします。どうぞご高覧ください。


全文提供:アンドーギャラリー
会期:2012年9月11日(火)~2012年11月24日(土)
時間:11:00 − 19:00
休日:日・月・祝
会場:アンドーギャラリー
最終更新 2012年 9月 11日
 

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