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Ash-R@ORIGINAL「アダム図鑑Ⅱ」
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2012年 8月 24日

画像提供:橘画廊

若手美術家、Ash-R@ORIGINAL(アシュラオリジナル)が架空の人工生命体「アダムシリーズ」の世界を立体作品や絵画によって総合的に表現します。作家によると、西暦3001年に地球が崩壊した後、人類が移住した先のネオ・アースで作り出したのがアダムシリーズ。「制作」として構えて作ったものではなく、頭の中にあるイメージをそのまま形にしたようなものに、作家のリアリティーが詰まっています。
Ash-R@が常々「見てきた」と主張するネオ・アースは地球によく似た星です。ネオ・アース歴794年、人類はかつて祖先が生活していた地球に調査団を派遣。そこで発見した謎のミイラを基に、兵器としてアダムシリーズを作り、戦争に利用します。しかしアダムたちはやがて人間から主導権を奪い、ネオ・アースを支配します。
昨年の個展では、粘土で作った約60種類のアダムシリーズを出品しましたが、作家には、個々の立体だけではアダムの世界観を十分に表せないとの思いがあったようです。そこで今回は2人のゲストアーティスト、ジュウベイ/野口修平と牛尾聡志を迎え、ジオラマと十数点の絵画、人形などを大小2つの部屋に展示し、造形だけでなく物語を含めた表現に挑みます。
展示の対象は、ミイラを発見するネオ・アース歴794年から、アダムがネオ・アースを支配する直後までの100年間。前回の個展同様、この間の色々なアダムが登場します。

[作家プロフィール]
Ash-R@ORIGINAL(アシュラオリジナル)
2010年彩珈楼ギャラリー(大阪市)で個展「僕の夢見た赤い赤い宇宙ステーション」。11年神戸芸術工科大卒、橘画廊で個展「アダム図鑑」。12年 ART SPACE AZITO.(神戸市)で「世界のアダム展」を企画、納屋工房(姫路市)で個展「Ash-R@ORIGINALの播州! オトモダチZONE」。

ジュウベイ/野口修平(のぐち・しゅうへい)
1987年大阪生まれ、2011年神戸芸術工科大卒。12年「世界のアダム展」参加。

牛尾聡志(うしお・さとし)
1990年兵庫県生まれ。2011年神戸アートビレッジセンターで個展「ひかり」、12年神戸芸術工科大卒。


全文提供:橘画廊
会期:2012年9月3日(月)~2012年9月15日(土)
時間:12:00 - 19:00 (土曜)12:00 - 17:00
休日:日
会場:橘画廊
最終更新 2012年 9月 03日
 

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