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唐橋 充:Mono Klow
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2012年 8月 23日

画像提供:B GALLERY

俳優、そしてイラストレーターとして近年アーティスト活動の場を広げている唐橋充の、B GALLERY初 の個展を開催します。唐橋充は日本の三大特撮作品(ウルトラシリーズ、仮面ライダーシリーズ、スー パー戦隊シリーズ)すべてに出演を果たすほか、仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズではイラストレ ーターとしてスタッフサイドでも参加しています。
本展では、福島県出身の唐橋充が震災後「まるでセラピーのように描き続けた」という、影絵のようなア ートワークシリーズを「モノ・クロウ」と総称し、そのシリーズのシルクスクリーンを最新作も含め多数展 示、販売します。そのほかピンバッヂやポストカード、過去作品の画集も展開予定。皆様のお越しを心 よりお待ちしております。

[作家コメント]
「ぼくらの世界は、影と色がひとつづつ」 映像や舞台で何かの役を演じきったと自分では思っていても、足元の影は、衣装や髪型だけの違いを地面に染み込ませていて、そのあまりの変化のなさにいつも落胆します。心が決して強くないぼくは、変化を求める職業的俳優とバランスをとりたいが為に、自分の為に絵を描きます。その時は、変わらない影に憧れさえ抱いて。影は、とても表情豊かです。黒の中には、どんなものでも隠れていて、望めば風さえ吹く氣がいたします。そしてひとたび影ばかりを描いたら、そこから湧き出る希望に例えて、ひとつだけ色をのせます。影の中にも希望があるのだから、現実世界にはより多くの色彩が広がっているんだと、何かに例えてご観覧いただければ、この上ない幸いです。ひとつの色(モノ)と、影の流れ(フロウ)で、モノ・クロウ。みなさまのご来場を心よりお待ち申し上げます。

唐橋充

[作家プロフィール]
唐橋充(からはしみつる)

俳優・イラストレーター
1977 年福島生まれ。早稲田大学演劇研究会・劇団「Cretan Crete」(現在は解散)に所属する舞台専門の俳優だったが、TV『仮面ライダー555』出演で知名度を上げる。他出演作には『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEO』『侍戦隊シンケンジャー』などがある。俳優業の他にも“ミシェル・カーラー”名義でイラスト・文筆などの活動も行っており、バンダイのアパレル事業部とともにアパレルブランド<C&YSUN & C&LEMOON(キャンディーサン&キャンドルムーン)>を立ち上げ、クリエイティブディレクターとして制作に携わっている。


全文提供:B GALLERY
会期:2012年8月18日(土)~2012年9月6日(木)
時間:11:00~20:00

会場:B GALLERY
最終更新 2012年 8月 18日
 

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