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Director’s Choice vol.2
Events
Published: July 26 2012

©Nils Udo

2012年夏の展覧会は「Director’s Choice vol.2」と題し、 エモンフォトギャラリーに所属する6名の選りすぐったアーティストの作品を 展示・販売致します。
エモンフォトギャラリーでは、2005年にギャラリーがスタートしてからドキュ メンタリーからコンテンポラリーに至るまで幅広いアーティストの活動に着目 し、概念に捉われないボーダーレスな作家にスポットを当て、皆様にご紹介し て参りました。今年8年目を迎えたエモンの、その原点となったNils Udoの作品 を始め、独自の視点とオリジナリティに溢れた作家を御紹介します。
Artists : Nils Udo David Fokos Margriet Smulders 海沼武史 飛田英夫 藤原更

[作家プロフィール]
Nils Udo ニルス・ウド

ニルス・ウドは知的でユニークなアプローチで独自の叙情的世界を創り続けているドイツの造形作家である。自然の風景にウドの手が少し加わることで、優しく神々しい情景が生み出される。本展では78年に発表された「The Nest」よりコレクションを展示。
1937年 ドイツ生まれ
20歳でヨーロッパ、モロッコ、中東を旅する。
1960年代はパリで画家として活動
1970年代、自然の中で自然の素材を用いた造形を写真に納め作品を発表。その独自の手法が注目を集める。
1980年代からは都市空間の美術家として活動を広めている。


David Fokos デービッド・フォコス

1998年を境に米国やヨーロッパの現代アートを扱う主要ギャラリーで高い評価を得ている。自然と人工物が共存する風景に向けられた彼の眼差しはミニマリズム的要素を暗示させながら現代的エッセンスを香らせている。
1960年 アメリカ・メリーランド州生まれ
現在カリフォルニア州、サンディエゴ在住
米国内の美術館などにコレクション多数


Margriet Smulders マガリード・スミュルダス

幼少の頃から花には特別な興味を持っていたというマガリート・スミュルダスは、80年頃には花を背景にアレンジしたポートレート作品を作り、90年以降、花をモチーフに実験的な作品を作り出して来ている。水に漂う摘み取られた花々。朽ちていく寸前に放つ花の強烈な光彩。女流であるがゆえ表現できるメッセージが作品の中から強烈な個性となって立ち上がる。
1955年 オランダ・ビュスム生まれ
国内外での展覧会多数。
エモンでは2008年5月に海沼武史と、11月にDavid Fokosと、コラボレーションでの展覧会を催している。


海沼武史 Takeshi Kainuma

作品の第一印象は「静」である。一歩近寄ってみるととても複雑で美しく、そして優雅だ。何気なく見過ごしているものに注視し、一瞬煌めく時間を捉えて「美」へと昇華させていく。静寂の世界に漂う海沼の美の世界は多くの人を魅了している。

1962年 東京都生まれ。
2004年までニューヨークを点として作家活動をする。
現在、東京都在住。


飛田英夫 Hideo Tobita
自ら制作したミニチュアの世界を大判カメラのインスタントフィルムで撮影するとい
う手法で作品を作り続けている。撮影後、オリジナルのミニチュアのセットは破棄してしまうという点でも、その手法は15年以上にわたり一貫している。注目はその手法に多く集まるが、その作品には見る者の記憶や眠っていた感情を深層で揺り起こされるような魅力がある。

1948年 神奈川県生まれ
小田原城北工業高校卒
2007年頃から都内で作品発表を続けている


藤原更 Sarah Fujiwara

2000年以降、フランスを拠点に創作活動を行ってきたフォトアーティスト。今年4月に東京での初めての個展「Neuma」をエモンフォトギャラリーで開催。一見抽象画と見紛うが、大判インスタントフィルムで写し、加工もしない。紛れもない写真作品である。

愛知県生まれ、1999年から国内外での個展・グループ展多数。


全文提供:EMON PHOTO GALLERY
会期:2012.7.27~2012.9.4
時間:11:00 - 19:00
休日:Sun/National Holidays
会場:EMON PHOTO GALLERY
Last Updated on July 27 2012
 

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