| EN |

設楽享良 展
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2012年 6月 29日

画像提供:中長小西

設楽氏の作る磁器には温かみと柔らかさがある。 ほとんどの作品が陶石立ての灰釉を生がけすることにより独特のやさしさが生まれる。 (生がけとは、素焼きをしないで、磁土が乾燥した状態で釉薬をかけること。水分を含むと乾燥 させただけの磁土では脆いため、素焼き後に釉薬を使う場合が多い。) 「磁器だけが持っている味わいに加え、仕事の過程で出てくる味わいにも心をとどめるようになってきた」と 語る通り、角瓶の表面でも真っ平らではなく、釉をかける際に自然にトロリと流れた跡が景色となり、静か な表情を作っている。 展覧会では、食器や花器を中心に新作を発表する。

[作家プロフィール]
設楽享良 SHITARA TAKAYOSHI

1957 神奈川県川崎市生まれ
1981 大学卒業後、瀧田項一に師事
1986 栃木県喜連川町(現:さくら市)の仮寓にて独立
1988 個展(たくみ、東京)*90・92・94・96 も開催
1989 日本陶芸展に初入選*93・95・97 も入選
1990 個展(阪急百貨店、うめだ)*92・94・96・98・00・02・04 も開催
1992 国画会工芸部新人賞
1993 日本民芸館展奨励賞
1998 益子陶芸展審査員賞
1999 個展(ギャラリー無境、東京)*02・04・06・08 も開催
2001 個展(佳乃や、益子)*03・05・07・09・10・11 も開催
2002 栃木県矢板市に工房を新設し移転
2003 個展(赤坂乾ギャラリー、東京)*05・07 も開催


全文提供:中長小西
会期:2012年7月7日(土)~2012年7月24日(火)
時間:11:00 - 19:00
休日:日・祝
会場:中長小西
東京都中央区銀座1丁目15-14 水野ビル4F
最終更新 2012年 7月 07日
 

関連情報


| EN |