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Confronting Silence
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Published: June 13 2012

(c)Shinigiwa

この度、photographers’galleryでは、企画展として「沈黙の測定」を開催する運びとなりました。 本展では、詩人・松井茂と音楽家・長嶌寛幸によるユニット、シニギワのサウンド・インスタレーションが、photographers’galleryとKULA PHOTO GALLERYの2会場で展開される予定です。「沈黙の測定」は、2009年から2010年にかけてphotographers’galleryで開催された展覧会「REPLAY」「GLOSSOLALIA」「ACOUSMATIC」から詩集『音声詩 時の声』(photographers’gallery、2010年刊)まで、コンクリート・ポエムを現代のメディア環境で批判的に検証することをテーマとしたシリーズとして計画されている。本展では、従来のコンクリート・ポエムが、記号論的な「意味との切断」から出発し、インターメディア的な展開を遂げたことを問い直し、認知言語学的な「身体との接続」を考えている。(シニギワ)

[作家プロフィール]
* シニギワ:松井茂(詩人/スピーカー)と長嶌寛幸(音楽家/オペレーター)によるレクチャー形式のライブ・エレクトロニクス。これまでに2012年の恵比寿映像祭に出演。


長嶌寛幸
1966年京都府生まれ。音楽家。東京藝術大学大学院映像研究科准教授。10歳からテープレコーダーとシンセサイザーで作曲を始め、独学で作曲法を習得する。映画音楽家としてのキャリアは「指圧王者」(石井聰亙 /89)から始まる。その後、マルチメディア創成期のCD-Romゲー ム「Alex-World」に参加し、最初期のPro Toolsに触れる。それから現在にいたるまで、映画、TV、CM、ゲーム等の作曲、演奏、5.1chまでのミックスをほぼ一人で行っている。また同時に、電子音楽グループ、Dowser(ダウザー)としての活動も行っている。http://www.myspace.com/1004614092

松井茂
1975年東京生まれ。詩人。近年はテレビジョンと現代美術の影響関係について国内外で研究、発表、上映をしている。詩集に『同時並列回路』『オルガ・ブロスキーの墓』『時の声』等。展示に「宥密法」(豊田市美術館)、「エフェメラル」(ACAC)、「美と価値」(府中市美術館)、「いったい何がきこえているんだろう」(ICC)等。その他に「新国誠一展」の調査研究、「音韻と感覚イメージによる触感覚デザインの研究」代表、シニギワ(長嶌寛幸とのユニット)の活動等。
http://www008.upp.so-net.ne.jp/methodpoem/


全文提供:photographers' gallery
会期:2012年6月26日(tue)~2012年7月1日(sun)
時間:12:00 - 20:00
休日:mon
会場:photographers' gallery
Last Updated on June 26 2012
 

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