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生誕120 年 福田平八郎と日本画モダン
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Published: May 18 2012
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福田平八郎 《雨》
1953(昭和28)
紙本・彩色
東京国立近代美術館蔵
[後期展示(6/26~7/22)]

福田平八郎 《鮎》
1940(昭和15)
絹本・彩色
山種美術館蔵

福田平八郎 《筍》
1947(昭和22)
絹本・彩色
山種美術館蔵

今年は斬新な色と形を追求したカラリスト・福田平八郎(1892-1974)の生誕120 年にあたります。この節目の年に、平八郎の画業を振り返るとともに、大正から昭和にかけて活躍した作家たちの「モダン」な作品を紹介いたします。 明治以降、日本画は日本の伝統絵画としての一面を持ちつつ、西洋画の影響を受けながら革新と変容をくり返してきました。特に1920 年代前後、経済の繁栄と海外との交流により、大正デモクラシーと呼ばれる自由闊達な雰囲気の中、おおらかな民衆文化が花開きました。そして昭和に入ると、新しい時代感覚を取り入れた、単純化されたフォルムと明快な色調の作品が見られるようになります。 本展では、代表作《漣》(前期展示)、《雨》(後期展示)を含む平八郎作品約20 点と、同時代に活躍した画家たちのモダンで洗練された作品を集めて展観します。デザイン的でリズミカルな落ち葉と写実的な筍の取り合わせが新鮮な平八郎《筍》、爽やかな朝の風が竹林を吹き抜ける小野竹喬《晨朝》、理知的な画面構成と明るい色調の山口蓬春《卓上》――いずれも日本画に新風を吹き込んだ作品です。新しい表現を模索した画家たちの創意工夫に満ちた作品の数々をご紹介いたします。 ※会期中展示替えがあります。前期展示(5/26~6/24) 後期展示(6/26~7/22)


全文提供:山種美術館
会期:2012年5月26日(土)~2012年7月22日(日)
時間:10:00 - 19:00
休日:月(但し、7月16日(月)は開館、7月17日(火)は休館)
会場:山種美術館
Last Updated on May 26 2012
 

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