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Female times ― 女性美術家たちの今、これから―
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2012年 5月 18日

小椋 聡子「やわらかにうつろう あまたけしき」
2011年 石膏鋳造法、ブロンズ 1700×1700×100mm

富田 菜摘「太一」
2012年 ミクストメディア 470×80×140cm

ナンシー ウエムラ「Silver Rain」
ミクストメディア 220×210mm

斉藤 和子「雲を抱く」
2011年 大理石(グレーカラーラ) 160×360×210mm

荻野 夕奈「GARDEN」
2011年 キャンバス、油彩 330×330mm

今、これからの時を紡ぐ―女性美術家5 人展

―――ジェンダー。
この言葉の持つ意味は、時代の変化、産業構造や社会環境の変化により、大きく変わってきています。「男」と「女」。今の時代、そのように人を性別によって2つに分けて時代を語ること自体が、既に過去のものとなっているのかもしれません。女性は繊細、男性は大胆。本当にそうなのでしょうか?いつの時代にも、一般的なイメージやある種の既 成概念というものが存在します。しかしながら、ここ数年は、「草食系男子」という言葉が流行し、一方で「肉食系女子」という言葉もよく語られます。女性のような男性、男性のような女性。強さや弱さは、性別で簡単に語られるものではありません。今こそまさに、ジェンダーに境界線はなくなり、新しい時代の価値観が 創造されつつあるとも言えるのではないでしょうか。
今展では、そんな時代の中で確かな時を刻む、今が旬の20 代から50 代の女性美術家5 人による作品をご紹介いたします。この5 人の女性美術家たちは、ジェンダーを意識することも無視することもなく、それぞれがありのままの自分で作品を生み出しています。人間の内面に秘めたる強さを、作品という煌めきに変えながら。  そんな彼女たちによって、生み出された作品たちには、女性の現代と未来の姿が映し出されています。今、これからの時を紡ぐ彼女たちの手によって生み出された煌めく作品たち。新たな時代の「刻(とき)」を感じてみてはいかがでしょうか。

[作家プロフィール]
★斉藤和子
大理石を中心に石による彫刻作品で、強くしなやかな作品を制作する斉藤和子。石を塊としてではなく、軽やかで不安定なものと捉えつつ、心地よい形を追い求め続けている。

★富田菜摘
廃棄された身近な道具を分解し、再構成して動物のオブジェ等を生み出している立体作家富田菜摘。作品の素材を発見する喜びと作品と遊ぶような感覚が制作に投影され、子供から大人まで世代を超えて多くの人を楽しませている。

★荻野夕奈
日本画の技法に影響を受けながら油絵を制作している荻野夕奈。面と線、写実を組み合わせた独自の時間と空間表現を模索している。

★小椋聡子
鋳金技術の研究を極め70kg、1.8メートルという巨大な作品制作に挑む小椋聡子。洗練された感性と共に金属素材の新たな可能性に取り組み、独自の世界を作り出している。

★Nancy Uyemura
ロサンジェルスを拠点に、コラージュ作品を制作しているNancy Uyemura。病院や図書館などのスペースでのコミッションワークを中心に活動。創造におけるバランスとハーモニーを追求し、自ら解放されることを試みている。


全文提供:Bunkamura Box ギャラリー
会期:2012年6月13日(水)~2012年6月24日(日)
時間:10:00~19:30
会場:Bunkamura Box ギャラリー
最終更新 2012年 6月 13日
 

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