| EN |

SLASH / 07 『できるだけ遠くをみろ』
Events
Written by In the document   
Published: April 11 2012
There are no translations available.

野沢裕 Yutaka Nozawa, Opening the Curtain, installation view, 2011

真部知胤 Tomotsugu Manabe, 無題, resizable, industrial clay, stone, 2010

第7回目となる『SLASH/07 -できるだけ遠くをみろ-』(4/7-29)では、3331 Arts Chiyodaにありますnap galleryにて、野沢裕と真部知胤の2人展を開催します。 カール・ユングの提唱した「シンクロニシティ」とは、単純な因果関係によるシンクロではなく、外部のものと自分の無意識とが呼応し起こる非因果的連関の原理のこと。タイトルの『できるだけ遠くをみろ』とは、例えば、民芸・工芸など技術として継承される精神性と、洞窟壁画などの芸術の起源、あるいは、モロッコの広大な砂漠と、自分の部屋の窓から見える風景など、一見脈絡がなく曖昧で無関係である、と片付けてしまいがちなものに類似性や意味を見いだし、調和をはかることを指します。 是非とも足をお運び頂き、2人展の創造性を感じてもらえたら幸いです。 つきましては、本展の広報にご協力を賜りたく、ここにご案内致します。

[作家プロフィール]
野沢裕は、2008年に東京造形大学造形学部美術学科、2011年に東京藝術大学大学院美術研究科を修了し、「KOSHIKI ART PROJECT」や「小豆島AIRアートプロジェクト」、「国際交流基金ニューデリー日本文化センター」などで数多くのレジデンス・プログラムに参加し、国内外で発表を続けています。外出先や普段の生活の中で、無意識に反応した景色や注意が向いた物、現象を写真やビデオに保存し、その場所にあった素材や、風景を再現するための道具を組み合わせインスタレーションします。

真部知胤は、2009年に多摩美術大学大学院美術研究科彫刻専攻を修了し、ギャラリーでの個展や自身のアトリエにて発表をしています。河原で拾った石の中心部や、壁の向こう側に向かってひたすら粘土を押し続けた作品など、彫刻の構造をそのまま露呈させるような制作テーマからさらに進み、今回はより身近な素材を取り入れ、広告チラシで縄文土器を編んだ新作と、集めた埃を素材にして最古の土偶を模した彫刻作品を発表します。

企画:KAYOKOYUKI(http://www.kayokoyuki.com/ja/)
デザインワーク:CRAFTIVE

全文提供:nap gallery


会期:2012年4月7日(土)~2012年4月29日(日)
時間:12:00 - 19:00
休日:月、火
会場:nap gallery

東京都千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda 209

Last Updated on April 07 2012
 

| EN |