五十嵐は、列車や車窓からの風景など速度を伴う日常的な景色を描いてきたシリーズを発表してきた。
今回は人間の動きの瞬間の有様を点描(ポアンタージュ)の手法を用いて描く、人体表現。

「日々同じものみていても、それを見る自分の視覚は変化しつづけている。 その瞬間を描くことは決してできないが、\\\"その瞬間の体験を絵画化する思考\\\"こそが大事なのだ。」

中西夏之氏との共著『遠くの画布 近くの絵 拡大と拡散 像の拡大と拡散の試み』がある。

［作家プロフィール］
五十嵐英之

1964年京都市生まれ
京都市立芸術大学 大学院 美術研究科博士(後期)課程単位取得退学
倉敷芸術科学大学 芸術学部 准教授 （美術工芸学科　現代表現コース）

展覧会歴
2010 「速度と遠近法、時間と焦点」MORI YU GALLERY KYOTO( 京都)
「京都市立芸術大学大学院美術研究課博士課程展」京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA1、@KCUA2
2009 「Photogenic Pigments In This Topos.」MORI YU GALLERY TOKYO (東京)
2008 「弘益大学現代美術館(韓国)国際交流展」韓国、ソウル
2007 「中西夏之ｘ五十嵐英之　作品超拡大化計画」加計美術館、岡山

全文提供：モリユウギャラリー東京

会期：2012年2月18日（土）～2012年3月24日（土）
会場：モリユウギャラリー東京