同時開催 キム アルム 写真展:hang over/奈良茉美 写真展:生きる |
展覧会
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執筆: 記事中参照
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公開日: 2012年 2月 05日 |
[作家プロフィール] キム アルム 1985年韓国生まれ 20才独り東京へ 中野に在住 カメラより写真が好き 自分が持っている怒り、コンプレックスなどは 人に会うことによって乗り越えられると信じている。
[作家コメント] キム アルム[hang over] 二日酔いで目が覚めたら、天井が見える。くらくらする。昨日はどんな日だっただろう。 だんだんゆっくりと、それが現像され、時間をかけてはっきりと定着する。少しの不安とドキドキ その感覚はフィルムと同じく。 その僕は、忘れ続ける。常に酔っているように感じる。 街を歩く。人に出会う。会話をする。笑う。泣く。 あの部屋と窓。瞳に映る光景。空。いとおしくてさみしい風。 街の色んな音と重なっていく。 常に光に照らされる onstage。 未来へ進む。それでもそれは過去になる。それの連続。 とてもpublicであり、僕にとってはすごくprivateなこと。 シャッターを切らなければ、それはきっとどこかにいってしまった。 僕の目に、ネガに記録され続ける。 僕の過去のノコリモノ Hang over
僕はいつも未来へ進む。 今日が常にスタート。
[作家プロフィール] 奈良茉美 1982年 群馬県 生まれ 2004年 下村しのぶ氏 師事 2006年 スタジオギア 入社 2007年 渡米NY フランク・カプリ氏 師事 2008年 帰国 フリーランス 2008年 個展 「変わらない時」 Place M ギャラリー
[作家コメント] 病室で夜中泣いている人がいた。 私は寝たきりで、天井しか見ることができない。 天井しか見えていなかったけど、数日間一緒にすごしているその女性の強い性格を感じていた。 だから声を出して泣き始めたときはびっくりした、が私にはどうすることも出来ない。その時、まわりの人から疎まれていた年老いた女性が声をかけた。 「ひとり、一人 なやみながら生きているんだよ、 なやみのない世の中なんて天国のようだけど、本当は地獄なんじゃないか」 と・・・
あなたのことなんて、 すぐに忘れるよ、 わたしには わかる。 でも、あの時、ふたりで歩いた公園の、道、風、は忘れられるかな。
「 まみちゃんはいい子だね 」
その言葉が聞きたいだけかも。あきるまで、大人になるまで、聞いていたかった。その言葉を聞きながら 生きていけたら、、、また 違った私に
全文提供:アップフィールドギャリー
会期:2012年1月26日(木)~2012年2月5日(日) 時間:12:00-19:00 休日:会期中無休 会場:アップフィールドギャリー
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最終更新 2012年 1月 26日 |