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執筆: カロンズネット編集
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公開日: 2012年 2月 03日 |
2012年1月31日、現代美術家マイク・ケリー(57)がロサンゼルスの自宅にて死去した。故人は、絵画、彫刻、写真、映像、音楽、テキスト、インスタレーション、パフォーマンスと様々な表現を使い、世界的な評価を得ていた作家である。地元警察は自殺とみて動機などを調べている。 マイク・ケリーは、1954年にミシガン州デトロイトの郊外生まれ。カリフォルニア・インスティチュート・オブ・アーツ卒。1970年代から80年代にかけては、パンクバンド「DESTROY ALL MONSTER」のメンバーとして活動。美術作品としては、ぬいぐるみを使用した『Half a Man』シリーズなどで注目される。哲学的なテーマをジャンクなものを介して表現した作品を生み出していた。展覧会のキュレーションや批評活動にも取り組み、著作に『PLAYING WITH DEAD』がある。 代表的な個展では、ホイットニー美術館及びロサンゼルス・カウンティー美術館の『Catholic』(1993)、テート・リヴァプールやウィーン近代美術館の『The Uncanny』(2004)など。また、第43回ヴェネツィア・ビエンナーレ(1988)、ドクメンタ9 (1992)、ドクメンタ10 (1997)、ミュンスター彫刻プロジェクト(2007)、光州ビエンナーレ(2010)などの国際展へ参加。日本では、ヨコハマトリエンナーレ(2008、2011)への参加や、ワコウ・ワークス・オブ・アートでの個展、富山県立近代美術館、世田谷美術館での企画展への出品などがあった。
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最終更新 2012年 2月 05日 |